名古屋市消防局の出初式へ行ってきた その2 (1/13撮影)

　出初式レポート後篇は、消防訓練(訓練展示)の模様等です。



・救助訓練
　消防音楽隊の演奏に続いて行われた消防訓練前段は、大規模地震が発生したとの想定にて各種救助機材を使用しての展示訓練が行われた。

　
(左)先ず始めにヘリによる「航空偵察」が行われるのは、陸自駐屯地祭の展示訓練と同じですね。
　優れた速度性能と長い航続距離が自慢のドーファンは、引き込み脚を装備している｡
(右)旋回する「なごや」。ひとたび大規模災害が発生すれば、その上空には消防をはじめとする公的機関や報道各社のヘリが飛来する為、空中衝突防止の必用性からローター上面が阪神タイガースカラー(ぉぃぉぃ)に塗られているのが判る。
　この「なごや」は旧来の機体を昨年置き換えた物で、エンジンをより強力なのもに換装するなどした最新型N3型が採用されている。

　会場正面にて吊り上げのデモを実施する「なごや」
　
(左)ほぼ頭上と言ってよい位置にてホバリングするので、こんな写真が撮れる。
　画面では一部切れちゃってるが、胴体後部にはスピーカーも取り付けられている。
(右)垂直尾翼(とこの画面では見えないが胴体下面にも)に書かれた機体登録番号(自動車のナンバープレートみたいなもの)が、JA758A と「なごや」の語呂合わせなのが面白い。

　
(左)ハイパーレスキュー隊の各種車両が「舞台袖」似て待機中。
(右)はしご車登場。
　この車両は国産消防車ではトップシェアを持つというモリタ製のもので、シャシーは日野。
　そのはしごを伸ばし高所より状況を確認…と言うデモを行っていた。

　
(右)ハイパーレスキュー隊の特殊車両の中でも、目を引いたのがこの車両。送風(若しくは排煙)に用いる車両だろうか?
(左)ハイパーレスキュー隊のクレーン車が、「事故車両」を吊り上げる。

　
(左)海面に向け放水中の消防艇「金竜」。流出した油の除去作業のデモだったよう。
(右)ハイパーレスキュー隊の特殊装備の一つ、ウォーターカッターにてバスの非常ドア(に見立てたボード)を切断中。
　水が貫通しているのがわかる。

　
(左)「なごや」より隊員がリペリング降下。
(右)ストレッチャーに乗せられた「要救助者」(こちらもダミー君のよう)を吊り上げる。後方では「なごや2」がホバリング中。

　離脱してゆく「なごや」。







・一斉放水
　
(左)消防団の可般(手押し)式ポンプ登場。後方の屈折放水塔車は9号地(工業地帯の埋立地)の自衛消防組織の物。
(右)海面へ向けて一斉放水。
　ちなみに、カラー放水の着色料は環境に無害な物を使用しているとのこと。

　全てのプログラムの終了後、消防職員及び消防団員の皆さんが、参列者及び見学の市民に向けて挙手の礼を行う。




　
(左)はしご車上の隊員も挙手の礼をする中、離脱して行く「なごや」。
(右)離脱して行く「なごや2」。ヘリテレのカメラがコチラを向いている。


・式典終了後
　プログラム終了と共に多くの見学者が帰ってゆくので、撤収してゆく車輌等をマッタリと撮影できる。
　
(左)ハイパーレスキュー隊の救助車。所属消防署を示す表記は「特消」。
(右)撤収してゆくはしご車。(モリタ製)
　名古屋の都心部中区の中消防署所属車両で、高層建築に対応した50mのはしごを装備している。

　
(左)こちらはドイツの消防車メーカー、イヴェコマギルス製のはしご車。
　先端が屈曲できる構造になっており、障害物越しの消火/救助が出来る。
　名古屋市消防局の消防車は、一時期この車両のように蛍光オレンジ色の物が増殖していたが、最近は赤色塗装に戻りつつあるよう。
(右)タンク車。
　一斉放水の際に、はしご車などへ給水する為に来ていた。
　消火作業の際は消火栓より揚水した水を用いるが、消火栓が近くにない場合や初期消火の際にはタンク車内の水を使用するそう。勿論タンク車には消火栓よりの揚水に用いるポンプも装備されている。

　撤収を前に整列していたハイパーレスキュー隊の皆さん。
　背後のやしの木の状況でこの日の風の強さを推し量って頂けるかな?



　ハイパーレスキュー隊の車両。
　
(左)写真右側は市販RV車がベースの指揮車。
　左側のバスのような車両には災害救援車。
(右)撤収してゆくクレーン車。



　最後になりましたが、当日現地にてお世話になった皆さん有り難うございました。



　本投稿及び添付した写真は私ちゃりんこジョニーの著作物であり、他のサイト・掲示板及びブログ等への無断転載を禁じる。
　特に、悪質パクりブログ「中華人民共和国萬歳」改め「JMSDF rie」を運営していた、支那人窃盗常習犯sunbinsiftに対しては強く抗議する。