貴志川線を撮り鉄 (和歌山電鐵貴志川線その3 1/3・6撮影)

　和歌山電鐵貴志川線撮影レポート最終回は、沿線での「撮り鉄」編です。

　写真は「いちご電車」と「おもちゃ電車」以外のノーマル塗装(旧塗装とか南海塗装とか言った方が良いのかな?)車に取り付けられている、「いちご電車」のヘッドマーク。
　行き先表示板取り付け用のステーを利用して取り付けられている。




　
(左)貴志川駅を出発する「おもちゃ電車」。
　ホーム上に起点である和歌山駅からの距離を示す16kmのキロポストが立っているのが見える。
(右)大池遊園駅を貴志川に向けて出発する「いちご電車」。
　今回の撮影は主に大池遊園駅周辺で行った。

　大池遊園-西山口間を走る「いちご電車」。
　御覧のように沿線は概ね宅地開発されており、沿線人口はそれなりに有ると思われ。それらをどう鉄道利用に結び付けるかが、今後の貴志川線存続のカギだと思われる。


　
(左)一枚前写真のポイントより大池遊園寄りで撮影した「おもちゃ電車」。
(右)反対側よりノーマル塗装車を撮影。

　貴志川線で一番メジャーな撮影地…と思われる大池遊園の池にかかる鉄橋で撮影。
　貴志川線は日中3編成の電車が動いているので、目下の所は「いちご電車」と「おもちゃ電車」が動いている日ならば、残る1編成は自動的にノーマル塗装車。…なので「3色」全ての編成を撮影する事ができる。
　ちなみに運転間隔は30分に1本。南海時代は40分に1本(2時間で3本)だった。

　　
(左)上手い事風が凪いで水面がエエ感じに。
(中)このときは風が有ったので、諦めて電車をアップに…
(右)大池遊園駅を和歌山に向けて出発し、撮影ポイントの鉄橋に差しかかりかかりつつあるノーマル塗装車をホームより撮影。

　
(左)伊太祈曽駅には車庫が併設されている。和歌山電鐵本社もここにあり、グッズの販売も行われている。
　この日「いちご電車」はお休みだった。
(右)伊太祈曽駅に停車中のノーマル塗装車。
　「NANKAI」のロゴ及び社紋を撤去し、替わって和歌山電鐵の社紋を貼り付けるなどした以外は、基本的に南海時代のまま。

　　
　貴志川線交通センター前駅そばある県立和歌山交通公園内に保存されている、南海軌道線ﾓ205型ﾓ217。
　車体に取り付けられていた説明のプレートによると、同車は昭和12年に製造され南海平野線にて使用されたが、昭和55年11月の平野線廃止とともに廃車され、同年12月よりこの地にて保存展示されているそう。
　塗装は現役時代と微妙に異なっているよう。

　交通センター前駅に進入する「いちご電車」。
　大きな変革を迫られた貴志川線だが、これを契機として「日本一心豊かなローカル線」として何時までも走り続けて欲しいと願いつつ、再訪を期して同地を後にした…。






　此処からは、オマケとして行程の途中で撮影した貴志川線以外の電車の写真を。
　
(左)先ずは和歌山駅で撮影したJRの電車の写真。
　紀勢本線の列車に使用されていた113系@岡山色。
(右)こちらは岡山色と湘南色の混色編成。

　
(左)和歌山線で使用の105系電車。
　国鉄末期に103系より改造された電車。
(右)普通電車として使用の103系と、特急「くろしお」に使用の381系電車。
　大阪を近畿圏の「アーバンネットワーク」内において、阪和線は比較的多くの国鉄型車両が活躍しており、さながら旧型国電の吹き溜まり最後の牙城だった時代を繰り返しているよう…ってアーバンネットワーク圏以外のJR西日本は国鉄型車両ばかりな印象だけどね。(^｡^;)
　
　
　元々は「阪和電鉄」と言う私鉄として開通した阪和線なので、その始発駅である天王寺駅の阪和線乗り場は、ドーム型天井に覆われた頭端式の櫛型ホームをもち、私鉄のターミナル駅そのものの構造。
(左)快速に使用される211系電車。
(右)205系電車。
　JR東日本には多数が在籍している205系だが、JR西日本には阪和線に、当初から阪和線用に製造された4両編成5本と、東海道本線より転属してきた6両編成と8両編成各2本ずつの合計9編成が有るのみ。



●イベント情報
・2/14 救難機地上展示及び離陸訓練
場所:空自浜松広報館展示格納庫北側エプロン
時間
地上展示:09:00～12:00(予定)
離陸訓練:12:30～(予定)
展示機種:MU-2及びV-107
詳細はリンク先をご確認下さい


・3/2 OSAKA 防衛・防災フェスティバル
場所:アジア太平洋トレードセンター オズ岸壁一帯 (大阪南港)
時間:10:00～16:00
イベント内容:
・陸、海、空の自衛隊の主要装備品展示
・非常時の炊事車、浄水セット、入浴セットの展示
・陸自ヘリコプターの編隊飛行
・音楽隊、太鼓隊、ラッパ隊による演奏とチアリーディング
・自衛隊グッズ、防災グッズの販売　…など
交通アクセス:
ATCの駐車場には限りがあるので、公共交通機関を利用とのこと。
地下鉄中央線コスモスクエア駅及か地下鉄四つ橋線住之江公園駅よりニュートラムに乗り換えトレードセンター前駅下車。
詳細はリンク先をご確認下さい

　陸、海、空の自衛隊の主要装備品展示…と言うのが激しく気になりますね、場所が岸壁なので海自艦艇とかも来たりするのでしょうか?(←あくまで希望的観測に基づく妄想(^｡^))


情報提供:Bさん。何時も有り難うございます。