新装備の話題

もう皆さんご存知だと思いますが…





・技本・開発中だった陸自新戦車を公開
記事を要約すると…
・データリンクを搭載し車両間で情報の共有が可能
・夜間/悪天候でも正確な射撃ができる機器(暗視装置やレーザ照準装置?)を搭載
・主砲は120mm(滑腔砲?)を搭載。(90式戦車と同様)
・短時間で脱着可能なモジュール型装甲を採用
・重量は90式戦車より6t軽い約44t
・開発費用約484億円 一両のお値段約7億円
・平成22年度(2010年)からの装備化を目指している

…だいたいこんな感じでしょうか?
　で、以下に気になった点や妄想などを…(^｡^;)

　リンク先記事には多くの写真があるので、まずはそれを見た感想を。
　第一印象としては「お、なかなかカッコエエやん!」です。軍ヲタ的にはそこが一番重要??(^｡^;)
　以前公表されていた「想像図」は、フランスのルクレール戦車に良く似た感じと言う印象を受けましたが、今回公開された車両は砲塔前面の装甲がクサビ型をしていることから、ドイツのレオパルド2戦車(A5型以降)やイスラエルのメルカバ戦車に似ているとの声が出ているようです。
　楔型装甲については、下半分に砲弾が当たった場合、その砲弾が車体全面上部に跳ね返ってしまうのではないか?との意見があるそうですが、その辺りはどーなんでしょうね?
　
　車体側面には足回りを防護するスカートが取り付けられていますが、90式同金属製(と思われる)の部分の下にゴム製のスカートが増設されているようです。

　74式戦車より伝統の、油圧式サスペンションによる姿勢変化機能は引き続き採用されているよう。
　90式戦車のそれは前後方向のみの姿勢制御でしたが、新戦車では左右方向の姿勢制御も復活している模様です。

　近年の戦車は50tオーバーが当たり前と言う状況において、44tと言う重量は物凄く軽いと思います。
　「戦車不用論」云々に関してはさておくとして(^｡^;)、一両7億と言う価格が高いのか安いのか、恥ずかしながら比較に用いる知識も資料も無いのでﾁｮｯﾄ判断が付かないですが。いずれにしても、50tと言う重量のため道路交通法等で運用に制限のあった90式より軽い戦車…となると自主開発するしかなかったと思われます。
　
　平成22年より装備化と言う事で、正式名は「10式戦車」となるのでしょうか?
　近年陸自の装備品は、後の仕様変更などがやりやすいように敢えて「制式化」せず、名称も「○○式」とかではなく、例えば「軽装甲機動車」と言った感じの呼び方になっていますが、そういう意味ではこの「新戦車」の名称も気になるところです。

　最初の配備先は(富士学校等研究/教育機関は別として)何処になるのでしょうね?
　やはり近年の「西方重視」を受けて九州の師団?


・空自向けKC-767 3月にも納入

今度こそホンマなんやろな?　

つか、3月って何年の3月??

…と言う突っ込みはさておくとして。
　本来なら一年前に来ていた筈のところ、スケジュールが遅れまくっていたKC-767空中給油機は、このほど米連邦航空局(FAA)の形式証明を取得し、事実上ようやく完成したとのこと。
　これにより、初号機は数週間後、弐号機も3月中に日本に到着する見通しだそうです。

　　

※本エントリーは、gamiさんより頂いた情報を元に作成しました。
　情報提供有り難うございました。



・オマケ
　新しく導入される装備品があれば、去り行く装備品も有る…ということで、昨日は引退間近と言われるV-107とMU-2の展示の撮影に浜松広報館へ行って来ました。
　以下はその際撮影した動画で、それぞれ暖機運転(?)中のV-107とMU-2です。
　エンジン始動時エプロンは立ち入り禁止だったので、屋内(展示格納庫)よりガラス越しの撮影です。
　容量制限をクリアするため縮小した動画です。