阪堺電気軌道 その1 (1/2撮影)

　南海電車撮影に引き続き、大阪と堺を結ぶ路面電車、阪堺電気軌道を撮影してきました。









・恵美須町
　南海電車の今宮戎駅より少し歩いき、通ったついでに(爆)「えべっさん」で商売繁盛を祈願しつつ、通天閣のすぐそばに有る恵美須町駅から阪堺状況開始。



・東粉浜
　　
(左)車が突っ込んできたりしたのか、電停を修理中だった。正月早々ご苦労様です。
(左・中)通天閣をバックに走る電車を撮影。
　車両は1928(昭3)年制と、日本では現役最古の電車である161形。
　通常は予備車的扱いであまり動かないらしいのだか、お正月は住吉大社への初詣輸送のため車両が総動員されるため、161形撮影のチャンス。


・住吉
　阪堺線と上町線が交差するので、次々電車がやってくる。
　また、お正月は至近にある住吉大社の初詣客のため歩行者天国状態になっており、路面電車撮影の天敵、車に邪魔されずに撮影できる。

(左)阪堺は昨夏に運転系統が変更され、恵美須町-浜寺駅前間で直通運転が開始された。
　それを受けて、写真左側の701型(及び601形)には前面に横断幕が掲出され、画面右側の1957(昭34)年の竣工当時の塗装画再現されたﾓ504(とﾓ505)の側面にはその旨が大描きされていた。
(中)「雲電車」塗装の501が平面交差を渡る
(右)沿線の鉄道喫茶の広告電車として南海電車の旧塗装を再現した165。
　南海電車路一部路線だった時代が長い阪堺電軌だが、「当時」この塗装の電車はなかったそう。


(左)緑色塗装の161形2両が並ぶ。161形は10両が在籍している。
(中)南海大阪軌道線時代の塗装を再現した162が平面クロス上で705とすれ違う。
(右)平面クロスを渡る167。
　古いけども収容力の大きい161形は、初詣輸送では貴重な戦力…カモ?


・帝塚山四丁目
　専用軌道区間の入り口にある電停より撮影。
　
(左)全面広告(正面から見ると真っ白だけど)の502とリバイバル塗装の505がすれ違う。
(右)南海大阪軌道線塗装の162に乗って次のポイントへ移動。


・綾野町
　堺市内の併用軌道区間の北端にある電停。
　
(左)ココまで乗ってきた162をお見送り
(右)全面広告の352


(左)堺市内の併用軌道区間は、花壇等で自動車の通行部分と仕切られたグリーンベルト式併用軌道で、専用軌道に近い感じ(ただし、信号は道路のそれに従う)。なので、近代化/高速化は比較的容易だと思われたのだが…
(中・右)リバイバル塗装の505がやってきた

　
(左)天王寺駅前方面に向けて出発する162
(右)レトロな雰囲気の浜寺駅前方面行き電停と167


・御陵前
　こちらは堺市内の併用軌道区間の南端にある電停。
　ちなみに駅名の「御陵」とは有名な仁徳天皇陵を指すが、ここからは西に約2km程離れている。
　
(左)併用軌道の出入り口付近は、昔ながらの石畳にて舗装されていた。
(右)名物の花壇。

　つづく。