平成22年度 海上保安庁観閲式及び総合訓練 その1 (5/29撮影)

　横浜より出港の巡視船「いず」に乗船してきました。

　写真は観閲式参加の為遠征してきて大桟橋に接岸していた3隻の「九州勢」。
　手前よりPL52「あかいし」(鹿児島)、PL62「はかた」(福岡)、PLH06「ちくぜん」(福岡)



　受付開始までまだ時間が有ったので、横浜港をウロウロ…

(左)山下埠頭に居た(大桟橋より撮影)500トン型巡視船PM06「おきつ」(清水)。
　警戒船としての参加だったのか、このとき以外は姿を見ず。
(中)海保最大の巡視船PLH22「やしま」は横浜海上防災基地の定位置に居た。
(右)海保観閲式とは関係なく、一般公開&体験航海のため横浜海上防災基地隣の横浜新港に来ていた海自護衛艦「しらゆき」。


　時間となり、基地内へと入りPL31「いず」へと乗船。
　
(左)今年の観閲式参加外国船は、中国海事局の「海巡21」。
　民間のタグボートが取り付いて出港作業中だった。
(右)PM30「かの」が観閲式へ向けて出港してゆく。

　
(左)横浜海上防災基地に居た1000トン型巡視船PL101「しれとこ」(小樽)。
　こちらも警戒船としての参加だったのか、このとき以外は姿を見ず。
(右)横浜防災基地内に接岸していた1000トン型巡視船PL120「くにさき」(門司)

　出港までの間に、売店への買い出しを兼ねて「いず」の船内(の一部)を見学。
　
(左)「いず」は阪神淡路大震災の経験を受けて設計された災害対応型巡視船で、レントゲンや手術台を備えた医療区画もその特徴の一つ。
(右)大会議室。被災者の収容スペースとしても使用される。
　当日は乗船客の休憩所として使用されていた。


(左)出港してゆく「しゃちかぜ」
(中)総合訓練(展示訓練)に備えて、船橋トップは大楯等により要塞化(?)されていた。
(右)PC109「なつぐも」(対馬)がバックで出港して行く。


　「いず」も出港。
　
(左)観閲式に参加する横浜税関の監視艇「みょうこう」が追い抜いていった。
　背後には「氷川丸」が見える。
(右)地球深部探査船「ちきゅう」が見えた

　
(左)上空をスーパーピューマー225「みみずく」(関空)が通過していった。
　本機はSAT投入の為、サイドドア付近に鉄棒状の器具等が付いている。
(右)東京湾アクアラインと海ほたる


(左)実施海域の入口付近にあたる、羽田沖の東京燈標付近へ到着。
　CL36「きりかぜ」(横浜)は、乗船客の転落に備え「いず」に付き従っていた。
(中)羽田空港を背景に、乗船客を乗せ晴海を出港した3隻の巡視船が接近してくる。
　先頭のPLH02「つがる」(函館)と2番目のPLH10「だいせん」(舞鶴)は、同じ「つがる」型巡視船なのだが、一番船の「つがる」は昭和54年、9番船の「だいせん」は平成13年と製造年代が離れている為、微妙に外見が異なっているのが判る。
　最後尾は観閲船を務めるヘリ2機搭載型巡視船PLH22「やしま」(横浜)。ちなみに当日の観閲官は鈴木海上保安庁長官と前原国土交通大臣。
　この後、先導船「いず」・観閲船「やしま」・2番船「つがる」・3番船「だいせん」の順で観閲船隊を構成し実施海域へと入る。
(右)実施海域の受閲船隊と観閲船隊の航路の間には、センターラインのように黄色の特殊標識(ブイ)が浮かべてあった。
　ブイの向こうには、観閲式に参加の海自護衛艦「たかなみ」等の姿が見える。
　
　つづく。




　オマケノコネタ

・小惑星探査機「はやぶさ」の軌道変更成功
　13日にオーストラリアのウーメラへカプセルを投下するそうです。

ご参考:はやぶさ、地球へ!(特設サイト)