三岐鉄道北勢線へ行ってきた (4/13撮影)

　きんてつ鉄道まつり2008 in塩浜へ行った後に、少しだけ撮影してきました。
　北勢線は全国的にも珍しいナローゲージ(軌間762mm)のまま残る路線で。軽便鉄道として建設されその後色々有って近鉄の一路線として運営されていたが、赤字により近鉄が廃止の方針を打ち出したため2003年より三岐鉄道が引き継いで運営している。



　
　桑名まで近鉄で移動し、隣接する北勢線の西桑名駅へ向うと、1編成のみ在籍の200系を含む編成が停車していた、ﾗｯｷｰ!
　200系は三重交通が湯の山線(現近鉄湯の山線)用に1編成3両のみ製造した連接車だが、M(動力)車が装備していた垂直カルダンモータの整備に難があったため付随車(無動力)化され、他のM車と編成を組むようになり、その後色々有って(ｵｲ)現在は北勢線にて使用されている車両。
(右)動力車である270形クモハ227(左側)と200系(右側)の連結部分。200形側の連結面は運転台を撤去するなどされているが先頭部分だった頃の形状が残っている。
　また、この編成に限らず北勢線列車の編成は、阿下喜方に動力車1両+西桑名方に付随車2～3両と言う編成を組んでいる。

　　
(左)このまま乗っていって途中駅で下車し待っていれば、阿下喜で折り返して戻ってくる200系他の編成を始めて撮影できるな～?と思っていたら、非情にも東員駅にて車両交換とのこと。
　仕方が無いので東員駅で下車し阿下喜川の先頭車であるクモハ277を撮影。
(中)北大社車庫へと引き上げてゆく200系の編成(右側)と、替わって運用につく編成(左側)
(右)北勢線電車の車内。
　幅が狭いだけではなく、天井も低いです。


・動画 東員-大泉間

　吊り掛けモータのサウンドと共にお楽しみください(^｡^)
　前述のように北勢線列車は阿下喜方に動力車が連結されているので、今や貴重品である吊り掛けモータの音を楽しみたい方には阿下喜方先頭車がオススメのポジション。
　車内に迷い込んできたハチにビビりながらの撮影なので、時折画面が揺れるのはご勘弁(ﾍﾀﾚﾃﾞｽﾏﾇ!)

　東員駅、大泉駅どちらも三岐鉄道へ移管後に旧駅を統廃合して新たに造られた駅。
　動画では発車後に北大社駅の跡を(画面左手に車庫が有る付近)、大泉駅到着直前に大泉東駅跡(バラストが新しい区間?)を通過します。


　楚原駅にて下車し、北勢線随一の有名撮影地であるコンクリート製3連アーチ橋の明智川拱橋、通称「めがね橋」付近で撮影。
　写真の編成は冷房化改造が為されている。冷房装置は車内に床置きされており、そのルーバーが車体側面についている。

　
(左)めがね橋を含む直線区間を行く列車。
(右)同区間の阿下喜方。この先にかつては上笠田駅が有り、この撮影地の最寄駅だったが。周囲に民家等が無い場所だった為三岐鉄道への移管後に行われた駅の統廃合により廃止されてしまった。

　八幡神社と鎮守の森の前を通過する。
　↑の2枚の写真はこのカーブ付近で撮影したもので、画面右奥がめがね橋。
　電車が通過している踏み切りが八幡神社への参道。

　　
(左)一通り撮り終わったので、員弁川の対岸にある三岐鉄道三岐線の三里駅へと移動する。
(中)三岐線のほうも少し撮影しようと思っていたものの、暗くなってきた上に雨まで降り出してきたので、やって来た電車にて大人しく撤収する。
(左)近鉄富田駅到着直前に、難波行きアーバンライナーと併走した。


・オマケ
　前述の眼鏡橋近傍の八幡神社にこんな物が有りました
　　
(左)向かって左側の謎の丸い物体。
(右)向かって右側の物体は砲弾のよう。

　
(左)「通神」と記されたプレートには「海軍中将和波豊一書」の文字があることや、その外観から軍の装備品っぽいなー。
(右)その側面には謎の穴が…って普通に錆びて出来てしまった穴かも?


　検索するなどして少し調べてみた所、丸い物体は機雷のうで。和波豊一海軍中将は昭和11年に予備役へと編入している人物だそうす。