護衛艦おおなみ一般公開へ行ってきた (7/25撮影)

　この日は今年1月に続き名古屋港にて一般公開された、護衛艦おおなみを見学してきました。



(左)今回は何時ものポートビル前の埠頭ではなく、名古屋港水族館南側の埠頭にて公開を実施しており、埠頭にあるイベントステージでは陸自音楽隊の演奏も披露されていた。
(中)早速艦内を見学。第一煙突後方の構造物上には複合艇が搭載されていた。
(右)艦橋付近にある12.7mm重機関銃の銃座。
　機関銃は装着されていなかったが、肩当は付いた状態だった。


(左・中)今回も艦橋まで公開。
(右)艦橋の入り口に有った各種プレート等


(左)艦尾の飛行甲板ではSH-60Kが公開されていた。
　SH-60Kのメインローターは翼端がバドル状になっている。
(中)下艦し「おおなみ」の外観を撮影。接岸位置の関係で、前方よりの写真は撮影できず。
(右)この頃から雨が降り始めており、飛行甲板等から見物客が退き始める…って事は今なら艦載ヘリをクリアに撮影出来ますやん!

　
(左)…と言う訳で再び艦内に舞い戻る。
　飛行甲板だけではなく、前甲板からも見学客が居なくなっていた。
(右)飛行甲板へ行くと、丁度ヘリのローターを畳んでいる所だった。


　　
　見学客が写り込まない状態でSH-60Kを撮影


(右)ん?止んできたかな?


　「おおなみ」の飛行甲板より撮影した各種船舶

(左)赤色灯を点滅させつつ物凄い勢いでスッ飛んでいった愛知県警の警備艇「あおい」。
　後の報道等によると、ちょうどの辺りの時間帯に弥富沖にて水難事故が発生しており、或いはそのための出動だったのかも?
(中・右)客船「にっぽん丸」が入港してきた。

　この辺りで雨が完全にやんだので、撮影も切り上げて帰還しました。


　最後になりましたが、当日お世話になった皆様有難う御座いました。

すずかといすず (7/9-10撮影)

　名古屋港に寄港していた2隻の海保巡視船を撮影してきました。


・PL119 すずか
　昭和53年から57年にかけて28隻が量産された、しれとこ型1000トン型巡視船の1隻で、尾鷲海上保安部に配備されている。
　前日行われていた対テロ訓練時は近くで撮影できなかった為、この日改めて再出撃。



　
　船首の「主砲」。カバーがかかっていてよく判らないけど、オープントップ式の40mm機関砲かも?
　しれとこ型には40mm/35mm/20mmの各タイプの機関砲を搭載したものがある。


(左)「すずか」の搭載艇
(中・右)そのほか、「すずか」は大小合わせて4隻の複合艇を搭載しているようだった。

　後方から。
　建造後25年以上が経過し老朽化が進んでいる「しれとこ」型は、順次新造船への置き換えが進んでいる。





・PM28 いすず
　今年春に、旧来の「びほろ」型350トン型巡視船PM80「いすず」と交替した、「とから」型350トン型巡視船。
　鳥羽海上保安部に配備されているが、この日は名古屋港水族館裏手の埠頭に接岸していた。






　
(左)船首には遠隔操作型の20mmバルカン砲を装備している。
(右)船橋直前には、遠隔操作式の放水銃を装備。

　
(左)船橋上部及びマストの状況。
　船橋上部には暗視装置なども装備されている。
(右)電光表示板。
　多くの海保船艇が装備しているが、近くでよく見るとシート状のものなのね。

　
(左)搭載されている複合艇。
　画面右手の揚収装置により、航行中も発進/回収できるそう。
　画面左手には「いすず」が搭載している大出力デーィーゼル機関のための吸気口が見える。
(右)後方から。
　3基のウォータージェットにより30ノット以上の速力を発揮することが出来る。


・「すずか」の出港
　先が見えつつある「しれとこ」型なので、撮れる時に撮っておこう…と翌朝の出港の様子も撮影してきました。


(左)到着した時には、既に出港に向けた作業が進んでいた。
(中)海保監視取締艇「さあぺんす」が通過して行った
(右)主機関始動

　
　後進をかけて離岸する


　出港してゆく「すずか」。


　最後になりましたが、情報提供戴いたり現地にてお世話になったりした皆さん、有難う御座いました。

平成21年度 第1回名古屋港テロ対策合同訓練 その2 (7/8撮影)

　テロリストが立て篭もっていた貨物船S号(巡視船「すずか」)を制圧し、訓練は後段へと進みます。


　
(左)テロリストが投擲した不発の爆発物を回収する、爆発物回収班の車両。
(右)人質をとって立て篭もっていたテロリストが連行されてきた。

　
(左)貨物船S号は出港停止処置がとられ、埠頭は愛知県警の機動隊などにより封鎖された。
(右)沖合いを警戒する愛知県警の警備艇「あいち」
　船上には海保特警隊員の姿が見える。

　
(左)S号の開放を求め現れたX国支援者によるデモ隊(と言っても一名でしたが)が、規制線を越え警官隊に突入!
(右)制服警官の刺股に足を取られる等して検挙された。

　
　訓練の最後に海保ベル212「かみたか」が登場

　
　海保ヘリは、X国支援者の乗る抗議船(海保監視取締艇「さぁぺんす」)を捕捉・追跡すると言う役割だった。
(右)ヘリより投下されたマーカーより赤い煙が出ている。

　
(左)海保巡視艇「しゃちかぜ」により針路規制される抗議船
(右)愛知県警「あいち」と海保「しゃちかぜ」により挟み撃ちにされる

　
(左)停船した抗議船
(右)制圧の為抗議船に乗り移らんとする海保特警隊員。
　
　この後抗議船が制圧され一連の訓練は終了しました。

平成21年度 第1回名古屋港テロ対策合同訓練 その1 (7/8撮影)

　撮影から日にちが空いちゃいましたが、この日は名古屋港ガーデン埠頭にて対テロ訓練が実施されるとのことでしたので、所要のついでに立ち寄ってみました。


　
(左)ガーデン埠頭に整列した、海保/警察/消防等関係各機関より参加の皆さん。
　訓練は、名古屋港に接岸中の貨物船S号(背後に接岸している巡視船「すずか」を使用)船内にて、かねてより紛争中のX国人とY国人の船員が騒乱を起し、X国人が人質を取って立てこもっている…という想定だった。
(右)巡視船「すずか」は警備強化巡視船に指定されており、大楯等を装備した特警隊員が乗船している。

　
(左)ガーデン埠頭沖に居た海保巡視艇「しゃちかぜ」と複合艇。複合艇は「すずか」搭載のものかな?
(右)入国管理局の車両

　
(左)港消防署の指揮車
(右)消防のポンプ車…かな?


(左・中)愛知県警機動隊爆発物処理班(だったかな?)の車両
(右)この車両は、小型の重機をベースにマニュピレータや防爆用の装甲等を追加しているよう。
　後方の「すずか」船上では、立てこもったテロリストが自ら火を放った…との想定でスモークが焚かれている。

　
(左)地上の消防車と海上の消防艇より放水。(消防車の方は上手く撮影できず(^_^;))
(右)離脱してゆく名古屋市消防局の消防艇「金竜」


(左)海保による立ち入り検査を妨害しようと、単身打って出たテロリスト。その隙をついて特警隊員が船内に突入している。
　訓練の邪魔にならない場所から撮影した為、一部写真は関係者用テント越しの撮影なので、お見苦しい点はご勘弁。
(中)ブリッジを制圧せんと突入する特警隊員
(右)船首部分も制圧


つづく

海上自衛隊阪神基地キッズサマーフェスタ その2 (7/18撮影)

　こんな所に潜水艦が…あぁ怖い、こんな怖い物は早く見学してしまおう!
　

中部ハッチの垂直階段(はしご)で艦内に入るのね、中途半端な高さが高所恐怖症のあっしにはリアルに怖い怖い。

士官室に艦長室だ、偉い人の場所なのに凄く狭くて怖い怖い。

発令所だ、操舵席の椅子にはタクシーの運ちゃんが使うみたいな、玉々のカバーがかかっていて怖い怖い。

下の層に降りると魚雷発射管室だ、使ってない余った魚雷用のラックはマットレスを敷いて寝台として利用だよ怖い怖い。

ここでグッズを売っていたよ、売っていたのは塩ようかんと帽子だ怖い怖い、オミヤゲに買って行こう。

隣は食堂だ、ホントに椅子の下にイモや玉ねぎがしまってあるよ怖い怖い。

その後ろはエンジンルームだ、エンジンを回すと室温は42℃ぐらいになるんだって怖い怖い。

後部ハッチのはしごを上って外に出るのね、外はあちーなー怖い怖い。

「オメー!ちっとも怖がってないぢゃないか! ホントに怖いものは何だ!」

ここらであっしは、冷たいお茶が一番怖い。


…と言う事で、TSS-3606練習潜水艦「はやしお」艦内見学の状況でした(^｡^)

　当然ながら撮影は禁止でしたので(カメラ・携帯電話等は乗艦前に預けるシステム)、艦内の写真は「イメージ映像」って事で「鉄のくじら館」の物で代用しています。
　潜水艦見学は当初は先着順とのことでしたが、予想以上に見学希望者が多かったため、開門直後に午前の部は満員御礼。午後の部のうち午前中の早めに並んでいた人には整理券を配布、遅めに並んでいた人は抽選制としており、我々は整理券を貰って午後に見学しました。


　最後に護衛艦「むらさめ」を見学。
　ブリッジなども公開していましたが、時間などの都合にて艦載ヘリを中心に上甲板のみを見学しました。
　
(左)「むらさめ」を前方より。
　実はこの写真、飛行艇の展示飛行の直後に撮影した物なので、飛行艇を見ようと見学者が右舷側に集中し艦が傾斜している。
(右)後方より。こちらは午後のある程度状況が落ち着いた時に撮影。


(左)飛行甲板から「はやしお」を望む。
　後方は六甲アイランドのフェリー埠頭など。
(中・右)SH-60Kの#11を搭載していた。
　再設計され長くなった機種には、FLIR(赤外線暗視装置)等各種センサー類を搭載。

　　
(左)SH-60Jに比べ大型化された左側面のウェポンパイロンには魚雷等の他にAGM-114Mヘルファイヤ対戦車ミサイルも搭載できる。(主として「不審船」等対小型船舶用)
(中)垂直尾翼
(右)黄色いのは潜水艦探知に使用するMAD(磁気探知装置)、吊り下げて使用する。

　　
(左)艦尾の自衛艦旗
(中)艦中央部付近に搭載されていた複合艇。
　哨戒ヘリへのヘルファイヤ搭載ともども、海自に求められている任務が多様化していることを実感させられる装備。
(右)艦内への出入り口付近に掲げられていた「表札」

　　
(左)艦首へ出る
(中)76mm速射砲
(右)Mk.41VLS。艦首のVLSはアスロック用で、「むらさめ」型は艦中央部にシースパロー(対空ミサイル)用のVLSも装備している。


オマケ:その後立ち寄ったJR神戸駅付近に静態保存されていたD51蒸気機関車。
　
　車歴を示す説明の看板等が見当たらなかったので推測だけど、ボイラ上部の蒸気ドームのカバーがカマボコ形(つか切妻型?)なので戦時型で。デフレクター(排煙板)の前縁部分が切り詰められていて、扉の付いた密閉型キャブ(運転台・言うほど密閉されてないんだけどね)を装備しているので、北海道で使用された機関車…かな?(^｡^;)


　最後になりましたが、当日お世話になった皆様有り難うございました。

海上自衛隊阪神基地キッズサマーフェスタ その1 (7/18撮影)

　
　この日は海自阪神基地の一般公開へ行って来ました。


　先ずは陸自よりの展示車両から。

　第3特殊武器防護隊(千僧)の化学防護車。
(中)車体後部にはサンプロ回収のためのマニプレータが付いている。
傍らに立っている小旗は「状況ガス」を警告するもので、車体後部より射出され自動的に展開するよう。
(右)機銃は、毒ガスなどが漂っている状態で乗員が車外に出て射撃する必要がないように、リモコン付きのものを装備。


(左)第3偵察隊(千僧)の軽装甲機動車。銃座にはMINIMIが装着されている。
(右)車体後部に描かれてた第3偵察隊のマークなど。


(左・中)こちらも第3偵察隊の87式偵察警戒車。
　第3偵察隊からはこの他に偵察バイクも展示されていた。
(右)イラク派遣装備のマネキン。
　装着しているのは防塵用のマスク。

　
(左)護衛艦「むらさめ」の内火艇。
　当日「むらさめ」は阪神基地にて一般公開を実施していた。
(右)兵庫県警の警備艇「さぎそう」


　US-1A救難飛行艇の展示飛行。

(左)岩国基地より飛来。先ずは付近の海面の状況を確認しつつ基地上空をフライパス。
(中)着水。
　新明和の工場への出入りなどのため、大阪湾には離着水用の海面が設定されている。
(右)阪神基地沖へと接近してくる。
　ちなみに飛行艇は着水した瞬間から船舶としての扱いを受けるそう。


　基地の直ぐ沖までやってきてくれた

　
(左)余りに近いので望遠レンズでは入りきらず、諦めてコクピットのアップを。
(右)観測用のバブルキャノピー
　この後来たルートを辿って離水していった。

つづく。

イベント情報

●7/25-26 護衛艦おおなみ公開@名古屋港●
今回の接岸場所は、何時もと違いガーデン埠頭水族館南側緑地護岸。
この場所にあるステージを利用して25日午後には陸自音楽隊の演奏があるそうです。