或る日の小牧基地 その1 (6/28撮影)

　撮影からやや日にちが経ってしまいましたが、名古屋飛行場横の神明公園より撮影した写真をUPします。




　今回は何時もお世話になっています、な北大路機関さんとの合同調査として実施しました。
　かねてから平日に「通常営業中」の基地の様子を撮影しようとの計画が有ったものの、私の休日の都合で急遽お誘いしたにもかかわらず、忙しい日程を調整していただき参加して下さったはるなさんに感謝。

　写真は名古屋の中心地栄と航空館BOON(神明公園)を結ぶとよやまタウンバス。ワタシは今回始めて利用しまました。
　本数がやや少ないので利用には注意が必要だが、名古屋飛行場随一の撮影地である神明公園へ直接アクセスできる唯一の公共交通機関として便利な存在。

　神明公園へと到着しお昼過ぎより撮影開始。なんとここで思いがけず氷砂さんと合流。
　たまたまお仕事が休みでやってこられたとのことでした。

　離陸する空自のCH-47Jチヌーク。
　空自で唯一ヘリを装備している部隊ということで救難団が運用しているが、主たる用途はレーダーサイト等への末端輸送。
　陸自のチヌーク同様、航法レーダーと大型燃料タンクを装備したJA型への更新が進んでいる。

　U-125A捜索機。
　救難ヘリとペアで使用される。小牧には救難機パイロット及び救難員を育成する救難教育隊が置かれており。救難団に所属する各機種の訓練飛行を見ることが出来る


　ローパスしてゆく岐阜基地の飛行開発実験団(以下飛実団)所属のF-4EJファントム改。
　どんな理由からかよく判らないが、飛実団の機体が小牧をローパスしてゆくのはよく見られる光景。ILSのチェック…? 戦闘機や練習機にILSって付いてるのか??

　
(左)　飛行訓練へと向かう為タキシングを開始する第1輸送航空団401飛行隊のC-130H。
　2機とも、今尚続く中東への派遣の為の水色塗装の機体だった。
(右)　続いて離陸へ向けてタキシングを開始する入間のC-1輸送機。空自の各基地を結ぶ定期便として飛来していた。
　背後に見える建物は小牧空輸ターミナル。民間空港のターミナルビルに相当する建物で、実際内部はタイムテーブルの表示板や待合スペースが設置されており、小形の民間空港を思わせる造り。小牧基地航空祭の際に内部を見学できるので興味のある方は御覧あれ。

　
　相次いで離陸していった名古屋市消防局(左)と報道(右・多分NHK)のドーファン。
　消防局の機体は旧来の「なごや1」に替りこの４月より就役した「なごや」のよう。機首付近の窓枠が白いのが識別点かな?
　丁度この時刻、名古屋市北区役所で火災が発生しており、それに関連してのフライトだった模様。幸い火災は区役所職員による初期消火にて消し止められ大事には至らなかった。

　着陸した水産庁のサイテーションと、サイテーションの着陸を待って滑走路上をタキシングするC-130。
　誘導路の一部が工事中のために取られている処置で、C-130の後方に工事車輌が見える。



　
　離陸するC-130(左)とC-1(右)。

　離陸する松島基地のT-4練習機。
　尾翼マークは第4航空団の「4」の字を図案化したもの。
　3本タンクのせいか比較的低めの離陸を披露してくれた。


　三菱重工小牧南工場のエプロンにて、コンパスチェック(?)中のF-2A支援戦闘機。黄色い牽引車により時々方向を変えていた。
　三菱重工小牧南工場では一部自衛隊機の製造や定期検査が行われており。本来戦闘機の配備のない小牧にあって、F-4/F-15/F-2と言った戦闘機の撮影のチャンスがあるのはこのためである。(前述のように、「お隣」の岐阜基地の機体がローパスしたりもするけどね)

　離陸するUH-60J救難ヘリと、タキシング中のU-125A捜索機。背後の格納庫には救難団のエンブレムが描かれている。




　離陸する愛知県警のベル412。
　民間側の誘導路に設けられたヘリパッドより離陸するヘリは、先の消防ヘリのように手前で旋回する機体も有るが、こうして神明公園の直上を通過してゆく機体も有る。
　ちなみに、昨年まで愛知県警の格納庫は自衛隊側にあったが、今年に入り民間側へと引っ越ししている。



…つづく。