名古屋市消防出初式の予行を撮ってきた(1/7撮影)

　お正月の撮影記と順番が前後しますが、1/13の本番の前に掲載しないと多分意味がないだろう…と言うことで(^｡^;)





　予行開始を前に、参加する消防隊員の皆さんを集めて、この日の段取り及び注意事項などを伝えられていた。
　天候は生憎の小雨模様だった物の、主に訓練展示の後半部分､一斉放水の展示について予行が行われる模様。
　なので消防ヘリの飛来は本日はナシだったものの、平日の真っ昼間ということもあり、自由にポジションを変えて撮影するという本番の時では不可能な贅沢が出来た。

　先ずは一斉放水時のはしご車の停止位置やはしごをどれだけ伸ばすか、などを確認。
　写っているのはドイツのイヴェコマギルス社製のはしご車。はしごの先端部が屈曲するので、障害物越しの救助作業にも使える。
　車体色は名古屋市消防局独特のオレンジ色に近い蛍光色。良くも悪くも…と言うか悪くも悪くも車社会な名古屋において、視認性を高め事故防止の為に導入されたのだとか。
　それに加え、反射テープによる白帯を巻いたのが、名古屋市消防局の消防車に多く見られる塗装。

　こちらは、国産の消防車ではトップメーカーのモリタ製のはしご車、シャシーは日野。はしごの長さは30mか40mのものだと思われる。会場内を移動した後、何故か会場隅に停車したまま訓練には参加せず。　
　近年調達した車輌と思われるが、車体色は蛍光色ではなく通常の赤。蛍光塗装は止めたのかな?
　前面に貼り付けられた「回送中」の黄色い表示にも注目。

　　
(左)名古屋市消防本部の指揮車。
　その他各区の消防署にも各一台の指揮車が配備されている。
(中)屈折塔式消防車。
　港湾地区の消防署に配備されており、科学消防剤も使用できる。
(右)こちらの屈折塔式消防車は名古屋市の物ではなく、港湾地区(工業地帯)の自衛消防組織が保有している物。

　タンク車(水槽つき消防ポンプ自動車)。車体側面にシャッターを設け、その中に機材を収容した「箱型」と呼ばれるタイプ。
　消火作業の多くは消火栓等より水をくみ上げて放水するが、水槽を積んだこの種の車輌は、現場到着後すぐに放水ができる。
　この車輌も新し目のものと思われるが、塗装は赤色で、反射テープによる白帯も無い。
　(この車輌の場合)赤色回転灯の間についている、所属消防署名を示す表示は、緑地に白文字の物だが。他の自治体では黄色いものを使用しているケースが多いそう。

　位置のチェックの為放水を実施する消防艇「金竜」。
　名古屋市消防局の消防艇は更新の時期に来ているらしく、「金竜」「銀竜」の2隻を保有していたものの、昨年の出初式には(旧)「銀竜」のみが登場し、その「相方」(一斉放水の際は、2隻の消防艇が向かい合って扇形放水を実施する)は海保の消防艇「しらいと」が努めていた。
　新しい消防艇は従来ものもより小形のものが採用されている。こうする事により船舶免許が小形の物で済むなどコストを削減できるのが理由らしいです。
　今年は(新)「金竜」が登場する模様。(「しらいと」はこの日は来ていなかった)

　停止位置やホースの接続などの段取りの確認の為、一旦スタート位置に戻り初めからやりなおし。




　

(上左・上右)所定の位置へ展開するはしご車
(左)タンク車よりホースを展開しはしご車へ接続する。




　
(左)指揮車上の指揮官が指揮杖を振るいつつかけた号令により一斉放水開始。
(右)本番では消防団の可搬式ホンプと、(多分)海保消防艇が加わる。

　
(左)訓練終了後、撤収の準備(?)をしているはしご車。
(右)最後に参加隊員の皆さんが整列し、総評等を聞いているところ。

　撤収前に何故か海面に向けて放水していた「金竜」。後方には名古屋市消防局の小形艇「飛竜」が居る。
　「飛竜」も新しい物に替わっている。



　
(左)撤収するタンク車。こちらはいすゞフォアードがベース。
(右)撤収する屈折塔式消防車。「箱型」ではなく機器が露出したタイプの車輌は近年珍しくなりつつある。

　
　はしご車2両などが居残って、操典展示(?)の段取りを確認していた。



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