ニイタカヤマノボレ一二〇八 その1(12/08撮影)

横須賀よ 私はまたまたやって来た

…と言うことで今年三度目の横須賀詣では、米海軍横須賀基地のグランドイルミネーション。第一目標は勿論、CV-63航空母艦「キティーホーク」です。
　写真は古くからの景勝地を台無しにしている由比付近の東名高速より撮影した、現在の日本一高い山富士山。
　これだけ奇麗に富士山が見えたのは始めてかも?
　また、御殿場付近では演習場上空にて空挺降下の訓練の模様が遠望出来た。




　そうこうするうちに、10:30頃現着。
　公開開始1時間前にもかかわらずゲート前には列ができていた物の、その長さは比較的短く、先ずは

我 奇襲ニ成功セリ

と言ったところか。
　時間を追うごとに列の長さは加速度的に長くなってゆくであろうし(実際そうなった)、艦の公開時間は事前のアナウンスに寄れば12:00～15:00の僅か3時間との事だったので、タイムロスの要因になりそうなことは出来るだけ排除したかったんすわ。

　12:00ゲートオープン。手荷物検査及び金属探知機を通過し基地内へ。
　事前にバッグの中へ身につけている金属類(小銭入れ/時計/携帯電話等)を全て入れておき、それらの脱着を容易に行えるような装備体系にしておくのが、開門直後の「勝負のかかった時間帯」にタイムロスをしない為のコツ。
　写真は基地内に居たK-9(軍用犬)ユニット。

　
(左)歩く事暫しで、今日は巨大軍ヲタホイホイと化したキティちゃんが見えてくる。で､でけぇ…。
(右)速攻が幸して、並ばずに乗艦できた。
　事前には15時までとアナウンスされていた公開時間だったが、実際には16時まで乗艦を受け付けていたので、夕方にもう一回りしています。(つまり、そんなに慌てた事はなかったと言うこと(^_^;))
　…と言うことで、お昼過ぎと夕方に撮影した写真が混在している点をご承知置きくださいませ。

　　
(左)格納庫内に置かれていた各種車輌。
(中)飛行甲板に到達。
(右)カタパルト後部に有るデフレクター(だったかな?)。
　発艦時、フルスロットルにした航空機のジェット排気から甲板後方の諸々を守るため、航空機がカタパルトにセットされたときに立ち上がる。
　
　
(左)カタパルトを最後部より。
　キティーホークには艦首及びアングルドデッキに各2基ずつ、4基のカタパルトが装備されている。
(右)シャトル付近。シャトルの上に乗っかっているのは、カタパルトを使用しない時に溝にはめておくゴム。
　凹凸部分で見学者が躓かない様に置かれているオレンジ色の物体は車輪止め。
　背後のコンテナハウスは補修工事に関連したもののよう。

　　
(左)近接防御ミサイル発射機(RAM)。
　近年の対艦ミサイルの中には、音速を超えて飛翔する物があり、従来の20mmCIWSでは、撃墜しても超音速或いはそれに近い速度でミサイルの破片が艦に降り注いでしまう怖れが有る為、より射程の長いミサイルを以って個艦防御をする。
　1つま発射機に21発の対空ミサイルが装填出来るそう。
(中)キャットウォーク。ただの通路ではなく各種機材等も置かれている。写っているホースは航空機への給油用?
(右)埠頭に置かれているトムキャット。艦載機が不在の間に艦の乗員の訓練などに用いるらしい。
　厚木の展示機と共に日本に残る唯二機のトム猫だが、こちらはエンジンを始め各種パーツが抜かれてﾁｮｯﾄ残念な姿。

　
(左)アングルドデッキのカタパルトは整備中のようで、外された部品が艦首左舷側の飛行甲板に並べられていた。
　後方に写っている埠頭は、空母ジョージ・ワシントン受け入れの為整備中。
(右)カタパルトシャトルも置かれていた。甲板上に見えているのは装置全体からすれば「氷山の一角」。
　航空機は、前脚に装備されたランチバーにてシャトルに固定され、約76mを2秒間で進む間に約273km/hまで加速され空中へと打ち出される。

　整備中のカタパルト。
　何だか鉄道のレール交換作業にも通じる所のある光景だなぁ。



　
(左)艦首の「63」
(右)艦首付近から後方を望む。
　キティホークの全長は323m、全幅は82m。

　
(左)艦橋…と言うかアイランドを正面から。根本は意外と細いのね。
　アイランド向って左側の狭い甲板スペースは、弾薬置き場として使用される。
(右)艦橋の他、マストや煙突が一体化している。正に飛行甲板という海に浮かぶ島のよう。

　
(左)アイランドにあったキティーホークのエンブレムと扉。
　艦の名前は、1903年12月17日にライト兄弟が人類初の動力飛行を成功させた地の地名より。
　エンブレムに描かれている複葉機は、当然ライトフライヤー。
(右)アイランド側面には巨大な艦番号が。
　その上に描かれている注意書きは「ジェット排気及びプロペラとローターに注意せよ」。
　広大に見える飛行甲板も、航空機を運用する場所としては極めて狭い。

　　
(左)アイランドに設けられたマストは、ゴールデンゲートブリッジを通過する為、飛行甲板側に倒せるようになっている。写真はその根本で関節状の構造をしているのが判る。
(中)…のだが、実際には配管類やキャットウォーク等がマストの横を幾つも横切っており、マストを倒すのは不可能に近いかも?
(右)アイランド後方には、航空機運用の指揮所が設けられている。


…つづく。


　本投稿及び添付した写真は私ちゃりんこジョニーの著作物であり、他のサイト・掲示板及びブログ等への無断転載を禁じる。
　特に、悪質パクりブログ「中華人民共和国萬歳」改め「JMSDF rie」を運営していた、支那人窃盗常習犯sunbinsiftに対しては強く抗議する。