大府駅で衣浦臨海鉄道を撮影 (2/4撮影)

　笠寺駅での撮影の後大府駅へと移動し、衣浦臨海鉄道の列車を撮影して来ました。
　衣浦臨海鉄道は、JR武豊線東浦駅より碧南線が、同東成岩分岐しており、それぞれの貨物列車は衣浦臨海鉄道の機関車に牽引されたまま、武豊線が東海道本線より分岐する大府駅まで直通してきます。
(なので、表題の表現は微妙に間違っている気もしますが、こまかいことはあまり気にしない方向で…(^｡^;))

※なお、JR各社は3/15にダイヤ改正を実施しましたので、写真と現状は異なっている可能性がある事をお断りしておきます。



　
(左)大府駅構内にて待機中のEF66 13号機と、ここまで貨物列車を牽引してきたEF66 9号機。
　13号機の方はJR貨物色。9号機はJR西日本にて寝台特急牽引に使用された後、寝台特急の減衰に伴いJR貨物へと移籍した機関車で、塗装にその面影が残っている。
(右)笠寺駅にて名古屋臨海鉄道向けの貨車を切り離した後、大府までやって来たEF66 9号機。
　残りの貨車は全て衣浦臨海鉄道向けのよう。

　
　列車よりEF66 9号機を切り離し、待機位置へと誘導する。
　大府駅の入れ替え作業は、衣浦臨海鉄道の係員さんによって行われているよう。
　このときは、ベテランさんが新人さんへ指導を行いながら作業…と言う感じだった。

　大府駅を通過してゆくJR東海のEF64電気機関車。
　かつて保有していたジョイフルトレイン「ユーロライナー」に合わせた塗装を纏っているが、今のJR東海はそのユーロライナーを含め客車を一両も保有していないので、現在のおもな仕事は「工臨」と呼ばれる、レールやバラストなど保線用の資材を輸送する臨時の貨物列車の牽引。
　ただしそれも、レール運搬用の気動車キヤ97系の登場により変化が生じるかもしれない。

　大府駅を発車する211系0番代車。
　セミクロスシート/集中型クーラーの0番代車は、JR東海では少数派。
　登場時は快速列車に投入されたが、現在は主に普通列車に使われている。


　
(左)ホキ1000型を連ねた貨物列車が到着。
　この列車の始発は衣浦臨海鉄道の碧南線の碧南市駅。
(右)牽引してきたKE65 5号機を切り離す。

　
　KE65は国鉄DE10と同型のディーゼル機関車。
　この5号機は1990年に国鉄清算事業団より購入したもの。

　
(左)ここまでEF66 9号機が牽引してきた貨物列車に連結する。
(右)キャブ側面には衣浦臨海鉄道の表示と社紋が見られる。
　機関士さんも機関車同様衣浦臨海鉄道の人が「乗り入れ」てくる。

　大府駅を出発する。この列車の行き先は衣浦臨海鉄道半田線の半田埠頭駅。




　…と、ここで一旦大府駅での撮影を終えて、次の撮影地へと移動(そのときの模様はまた後日)。
　その後再び大府駅へと舞い戻る。


　
(左)↑で、先に到着していたホキ1000形の向こうで、待機していたEF66 13号機の点検作業が始まった。
(右)さらにホキ1000形を連ねた列車が到着。

　
(左)ホキ1000形の初号機(トップナンバー車)と…
(右)同零号機(プロトタイプ/901号車)が並んで連結されていた。
　ホキ1000形は三岐鉄道東藤原駅-衣浦臨海鉄道碧南市間にて行われるフライアッシュ及び炭酸カルシュウム輸送用に1990年から91年にかけてと1995年に合計34両が製造されたホッパ貨車。車体限界一杯の大型車体が特徴的。
　東藤原発が同地のセメント工場より産出される炭酸カルシュウムを、碧南市発が同地の火力発電所似て発生するフライアッシュ(燃料である石炭の燃え殻・セメントの原料になる)を…と往復で異なる積荷を運ぶという効率的な輸送形態をとっている。

　
(左)EF66 13号機が入れ替え作業を開始。
(右)武豊・衣浦臨海線内は2分割で運転されていた列車を1本にまとめる。
　(碧南市駅の積み込み施設の関係で? 碧南市駅行きは1本のまま運転されるそう)

　
(左)組成が完了し、出発時刻を待つ…。
(右)衣浦臨海のKE56 3号機とJR貨物のEF66 9号機が並んで待機中。

　大府駅を出発する武豊行き普通列車。
　キハ75系ディーゼルカーが使用されていた。




　これにて大府駅の撮影は終了し、この日最後の撮影地である笠寺駅へと移動しました。
…つづく。