平成21年度 第1回名古屋港テロ対策合同訓練 その1 (7/8撮影)

　撮影から日にちが空いちゃいましたが、この日は名古屋港ガーデン埠頭にて対テロ訓練が実施されるとのことでしたので、所要のついでに立ち寄ってみました。


　
(左)ガーデン埠頭に整列した、海保/警察/消防等関係各機関より参加の皆さん。
　訓練は、名古屋港に接岸中の貨物船S号(背後に接岸している巡視船「すずか」を使用)船内にて、かねてより紛争中のX国人とY国人の船員が騒乱を起し、X国人が人質を取って立てこもっている…という想定だった。
(右)巡視船「すずか」は警備強化巡視船に指定されており、大楯等を装備した特警隊員が乗船している。

　
(左)ガーデン埠頭沖に居た海保巡視艇「しゃちかぜ」と複合艇。複合艇は「すずか」搭載のものかな?
(右)入国管理局の車両

　
(左)港消防署の指揮車
(右)消防のポンプ車…かな?


(左・中)愛知県警機動隊爆発物処理班(だったかな?)の車両
(右)この車両は、小型の重機をベースにマニュピレータや防爆用の装甲等を追加しているよう。
　後方の「すずか」船上では、立てこもったテロリストが自ら火を放った…との想定でスモークが焚かれている。

　
(左)地上の消防車と海上の消防艇より放水。(消防車の方は上手く撮影できず(^_^;))
(右)離脱してゆく名古屋市消防局の消防艇「金竜」


(左)海保による立ち入り検査を妨害しようと、単身打って出たテロリスト。その隙をついて特警隊員が船内に突入している。
　訓練の邪魔にならない場所から撮影した為、一部写真は関係者用テント越しの撮影なので、お見苦しい点はご勘弁。
(中)ブリッジを制圧せんと突入する特警隊員
(右)船首部分も制圧


つづく

海上自衛隊阪神基地キッズサマーフェスタ その2 (7/18撮影)

　こんな所に潜水艦が…あぁ怖い、こんな怖い物は早く見学してしまおう!
　

中部ハッチの垂直階段(はしご)で艦内に入るのね、中途半端な高さが高所恐怖症のあっしにはリアルに怖い怖い。

士官室に艦長室だ、偉い人の場所なのに凄く狭くて怖い怖い。

発令所だ、操舵席の椅子にはタクシーの運ちゃんが使うみたいな、玉々のカバーがかかっていて怖い怖い。

下の層に降りると魚雷発射管室だ、使ってない余った魚雷用のラックはマットレスを敷いて寝台として利用だよ怖い怖い。

ここでグッズを売っていたよ、売っていたのは塩ようかんと帽子だ怖い怖い、オミヤゲに買って行こう。

隣は食堂だ、ホントに椅子の下にイモや玉ねぎがしまってあるよ怖い怖い。

その後ろはエンジンルームだ、エンジンを回すと室温は42℃ぐらいになるんだって怖い怖い。

後部ハッチのはしごを上って外に出るのね、外はあちーなー怖い怖い。

「オメー!ちっとも怖がってないぢゃないか! ホントに怖いものは何だ!」

ここらであっしは、冷たいお茶が一番怖い。


…と言う事で、TSS-3606練習潜水艦「はやしお」艦内見学の状況でした(^｡^)

　当然ながら撮影は禁止でしたので(カメラ・携帯電話等は乗艦前に預けるシステム)、艦内の写真は「イメージ映像」って事で「鉄のくじら館」の物で代用しています。
　潜水艦見学は当初は先着順とのことでしたが、予想以上に見学希望者が多かったため、開門直後に午前の部は満員御礼。午後の部のうち午前中の早めに並んでいた人には整理券を配布、遅めに並んでいた人は抽選制としており、我々は整理券を貰って午後に見学しました。


　最後に護衛艦「むらさめ」を見学。
　ブリッジなども公開していましたが、時間などの都合にて艦載ヘリを中心に上甲板のみを見学しました。
　
(左)「むらさめ」を前方より。
　実はこの写真、飛行艇の展示飛行の直後に撮影した物なので、飛行艇を見ようと見学者が右舷側に集中し艦が傾斜している。
(右)後方より。こちらは午後のある程度状況が落ち着いた時に撮影。


(左)飛行甲板から「はやしお」を望む。
　後方は六甲アイランドのフェリー埠頭など。
(中・右)SH-60Kの#11を搭載していた。
　再設計され長くなった機種には、FLIR(赤外線暗視装置)等各種センサー類を搭載。

　　
(左)SH-60Jに比べ大型化された左側面のウェポンパイロンには魚雷等の他にAGM-114Mヘルファイヤ対戦車ミサイルも搭載できる。(主として「不審船」等対小型船舶用)
(中)垂直尾翼
(右)黄色いのは潜水艦探知に使用するMAD(磁気探知装置)、吊り下げて使用する。

　　
(左)艦尾の自衛艦旗
(中)艦中央部付近に搭載されていた複合艇。
　哨戒ヘリへのヘルファイヤ搭載ともども、海自に求められている任務が多様化していることを実感させられる装備。
(右)艦内への出入り口付近に掲げられていた「表札」

　　
(左)艦首へ出る
(中)76mm速射砲
(右)Mk.41VLS。艦首のVLSはアスロック用で、「むらさめ」型は艦中央部にシースパロー(対空ミサイル)用のVLSも装備している。


オマケ:その後立ち寄ったJR神戸駅付近に静態保存されていたD51蒸気機関車。
　
　車歴を示す説明の看板等が見当たらなかったので推測だけど、ボイラ上部の蒸気ドームのカバーがカマボコ形(つか切妻型?)なので戦時型で。デフレクター(排煙板)の前縁部分が切り詰められていて、扉の付いた密閉型キャブ(運転台・言うほど密閉されてないんだけどね)を装備しているので、北海道で使用された機関車…かな?(^｡^;)


　最後になりましたが、当日お世話になった皆様有り難うございました。

海上自衛隊阪神基地キッズサマーフェスタ その1 (7/18撮影)

　
　この日は海自阪神基地の一般公開へ行って来ました。


　先ずは陸自よりの展示車両から。

　第3特殊武器防護隊(千僧)の化学防護車。
(中)車体後部にはサンプロ回収のためのマニプレータが付いている。
傍らに立っている小旗は「状況ガス」を警告するもので、車体後部より射出され自動的に展開するよう。
(右)機銃は、毒ガスなどが漂っている状態で乗員が車外に出て射撃する必要がないように、リモコン付きのものを装備。


(左)第3偵察隊(千僧)の軽装甲機動車。銃座にはMINIMIが装着されている。
(右)車体後部に描かれてた第3偵察隊のマークなど。


(左・中)こちらも第3偵察隊の87式偵察警戒車。
　第3偵察隊からはこの他に偵察バイクも展示されていた。
(右)イラク派遣装備のマネキン。
　装着しているのは防塵用のマスク。

　
(左)護衛艦「むらさめ」の内火艇。
　当日「むらさめ」は阪神基地にて一般公開を実施していた。
(右)兵庫県警の警備艇「さぎそう」


　US-1A救難飛行艇の展示飛行。

(左)岩国基地より飛来。先ずは付近の海面の状況を確認しつつ基地上空をフライパス。
(中)着水。
　新明和の工場への出入りなどのため、大阪湾には離着水用の海面が設定されている。
(右)阪神基地沖へと接近してくる。
　ちなみに飛行艇は着水した瞬間から船舶としての扱いを受けるそう。


　基地の直ぐ沖までやってきてくれた

　
(左)余りに近いので望遠レンズでは入りきらず、諦めてコクピットのアップを。
(右)観測用のバブルキャノピー
　この後来たルートを辿って離水していった。

つづく。

近鉄電車など (7/3撮影)

　和歌山遠征時に撮影した和歌山電鐵以外の写真です。
　
　で、一枚目は行きに乗った近鉄特急「アーバンライナーNEXT」。
　2編成のみで従来型の「アーバンライナーPLUS」と共通運用のため、意外と当たらない(^｡^)
　従来型の「アーバンライナー」も、車内設備の更新改造を受け「NEXT」とほぼ同仕様の「PLUS」になっているので、乗ってしまえば一緒なんですけどね。(^｡^;)


　鶴橋へ到着。
　
　反対側のホームにちょうど鮮魚列車用の2680系がやってきた。
　鮮魚列車とは、伊勢志摩魚行商組合連合会(魚の行商人)のため平日と土曜日に宇治山田－上本町間を運転している団体列車で、朝の運行を終えて高安の車庫へと引き上げるところ。(一般の列車に乗せると匂いなどで乗客に迷惑がかかるため、専用の列車を仕立てている)
　使用されている車両は、かつての近鉄通勤型電車の標準塗装である海老茶色をベースに、前面にアクセントの白帯が入れられている。
　ちなみにこの2680系は、廃車された初代ビスタカー10000系の一部機器を流用して製作された形式。


　場面は一気に飛んで夕方のJR和歌山駅
　大阪-和歌山間の移動はJR阪和線を利用したものの、今回の第一目標は和歌山電鐵、第二目標は近鉄電車としたため、阪和線は乗車のみでほぼスルー(^｡^;)
　唯一撮影したのが、帰りのJR和歌山駅でたまたま見かけた、JR西日本では少数派な205系のみ。


　で、ようやく本題かつお約束の近鉄大阪上本町駅地下ホーム。
　
(左)尼崎行きの「シリーズ21」。
　わかり難いけど「せんとくん」のラッピング車だった。
(右)奈良行き快速急行。
　当日は平日だったので10連で運行。出来れば阪神車の10連も撮りたい所だが…

　
(左)阪神1000系による西大寺行き準急
(右)同じく阪神1000系による東生駒行き普通


(左)アーバンライナーNEXT。入庫のため回送中。
(中)従来型の通勤車とシリーズ21の並び。
　阪神乗り入れのため、近鉄奈良線には「シリーズ21」が優先的に配備されており、従来型車両の一部は大阪線や名古屋線に転属している。
(右)12600系スナックカー×8連の名古屋行き特急。
　新型汎用特急車の22600系は、今のところ撮影できておらず。(^｡^;)


　今回のお目当てだった阪神車×10連の快速急行がやってきた。

(左)30000系ビスタカーと並ぶ。どちらもオレンジ色をベースにした塗装なので、意外と違和感少ない?
(中)阪神本線では6連が最長のため、阪神車の10連は近鉄乗り入れ開始と共に阪神なんば線～近鉄奈良線で平日の朝夕ラッシュ時に始めて見られるようになった。
(右)9000系の基本編成(左側)に増結用の1000系2連×2本(右側)を連結した編成だった。
　増結編成の連結/開放は尼崎駅で行われる。


(左・中)1964(昭39)年より生産された8000系もまだまだ頑張る。
(右)従来型通勤車と阪神1000系の並び


　大阪難波行きのアーバンライナーPLUSが到着。

　阪神1000系の尼崎行き普通。

　この後、アーバンライナーPLUSにて撤収しました。

和歌山電鐵2270系 その3 (7/3撮影)

　岡崎前駅で並ぶたま電車(左側)とおもちゃ電車(右側)。
…と言うことで、今回は雨が降る中で岡崎前-交通センター前間で撮影した写真などです。




　いちご電車
　
　南海時代に行われた22000系→2270系への改造のうち、外観の変化を伴う物の一つが、前部客用扉の変更で、ワンマン運転時の運賃収受が容易なように乗務員室直後併設の上、扉自体も両引き戸から片引き戸へと変更されている。


　おもちゃ電車

　

♪緑の中を走り抜けてく 真っ赤なおも電♪

…言うてねー(^｡^)



　南海標準塗装車

　全6編成が所属している2270系のうち3編成がリニューアルされ、残る3編成が南海標準塗装で残っている。
　便宜上「南海標準塗装」と書いているが、和歌山電鐵への移管後に「NANKAI」のロゴが消されてたり、南海の社紋に替わり和歌山電鐵の社紋が入れられたりしている。


　たま電車

　車体各所にちりばめられた101匹のたま卿のうち、巨大エンブレムは車体北側の側面(和歌山電鐵の路線は基本東西方向に延びている)に描かれているので、この日のような悪天候時のほうが撮影しやすい…とこのとき気が付いた(^_^;)


　　
(左)貴志川線交通センター前駅そばある県立和歌山交通公園内に保存されている、南海軌道線ﾓ205型ﾓ217。
　平野線(路面電車)で使用されていた車両で貴志川線とは直接縁の無い電車だけどねー。(^｡^;)
(中)交通センター前駅の駅名票には、「南海/NANKAI」の文字を消した後が見られた。
(右)交通センター前駅に進入する南海標準塗装車。
　南海時代に行われた22000系→2270系への改造のうち、外観の変化を伴う物のもう一つが前面の非貫通化(貫通扉の埋め立て)。


　いちご電車にて和歌山駅まで戻ってきた。
　ホームではサポーターズクラブの会員募集が行われていた。
　行政や鉄道会社のみではなく、沿線住民も一体となって路線の維持を目指しており。各種リニューアル編成の車内にも寄付を寄せた有志の氏名を記したプレートが飾られていた。

　これらの努力が実を結び、和歌山電鐵が末永く存続されることを願いつつ、再訪を期して同地を後にしました。

イベント情報

●7/25-26 護衛艦おおなみ公開@名古屋港●
今回の接岸場所は、何時もと違いガーデン埠頭水族館南側緑地護岸。
この場所にあるステージを利用して25日午後には陸自音楽隊の演奏があるそうです。

和歌山電鐵2270系 その2 (7/3撮影)

　大池遊園駅前後の区間で撮影した写真です。


　大池遊園駅から貴志駅方面へと少し歩いた所にある水田で撮影。

(左)南海標準塗装の電車がやってきた。
　「ローカル私鉄」に分類される和歌山電鐵だが、写真のように沿線には宅地化されている箇所も散見されるので、利用者開拓の余地は大きいかもしれない。
(中)いちご電車がやってきた
(右)田植えを終えた水田に電車が写る


　今度は和歌山駅方面へ山東駅まで徒歩移動しつつ撮影してみる。

(左)大池遊園の池にかかる鉄橋は、貴志川線でポピュラーな撮影場所の一つ。
(中)たま電車がやってきた
(右)橋の側に寄って撮影する事もできる

　
　山東-大池遊園間は「プチ山岳区間」の様相。
　この区間を行く2270系の姿は、かつては「ズームカー」として高野山を上り下りしていた時代を髣髴とさせる。


　ここらあたりから、雨が断続的に降り始めています。

　山東より一区間のみ電車に乗って伊太祈曽(いたきそ)駅へ到着。
　伊太祈曽駅は車庫等がおかれた貴志川線の中心駅で、和歌山電鐵の本社もここに所在している。



おもちゃ電車
　リニューアル編成第二弾として、地元の玩具通販会社のスポンサードを受け改修された。同通販会社はその後残念ながら破産してしまったが、心配されたおもちゃ電車の運行への影響は出ていない。
　
　この日のおもちゃ電車は、夕ラッシュ時の増発分として登場。
　係員さんの誘導で車庫より出てきて…

　
　手動式のポイントを切り替えてもらい、ホームへと据え付けられた。

　
　車内はこんな感じ。子供部屋やおもちゃ箱をイメージしたデザインだそう。
(右)ベビーサークルも作られている。

　
(左)車内には、カプセルトイの自販機(ガチャガチャ)や、各種おもちゃのギャラリーも設置されている
(右)ギャラリーに置かれてあった2270系のBトレインショーティー。
　いちご電車とおもちゃ電車バージョンが伊太祈曽駅のグッズショップや和歌山電鐵のネット通販にて販売されている。
　一番上の南海標準塗装のものは、改造(塗装を変更)したもののよう。

　つづく。