京都へ行ってきた その2 (5/4撮影)

　やはり京都ならここは外せないでしょ～、な梅小路蒸気機関車館ヘも行って来ました。
　梅小路蒸気機関車館はJR西日本が運営する博物館で、多数の蒸気機関車が動態(走行可能な状態)/静態(走行は出来ない状態)保存されている施設です。




　梅小路蒸気機関車館に隣接する梅小路公園にて動態保存されている京都市電。
　「N電」と呼ばれる車両で、明治村で運転されている電車と同種のもの。



　梅小路蒸気機関車館に入場。
　そのエントランスには旧二条駅舎が使用されている。
　この建物は1904(明37)に2代目の二条駅駅舎として建築され、1996(平3)年の同駅高架化工事完成荷よりその役割を終えたのち、1997(平3)年にこの場所へと移築され、以降梅小路蒸気機関車館のエントランス及び展示施設として利用されている。
　1996(平3)年に京都市の有形文化財に指定されている。

　
(左)「京」の文字をデザインした京都鉄道(山陰本線の前身、後に買収され国有化)の社紋入り鬼瓦と、寺院風の飾りが乗る屋根。
(右)同じく京都鉄道の社紋が入った持送り金物(上屋を支える金具)。

　
　梅小路のメインの展示施設であり、それ自体が国の重要文化財に指定されている(2004年指定)梅小路蒸気機関車庫。
　ターンテーブルを中心に、20線収容の扇形の機関庫(車庫)が配置されており、機関庫は窓枠のアルミサッシ化等小規模な改修を受けた以外は大正時代の建設当時の姿を保っている。
(左)機関庫のこの辺りでは、動態保存機の整備作業などが行われている。
(右)残るスペースは蒸気機関車の展示スペースに充てられ、見学者に解放されている。

　　
(左)8630 (8620形)
　鉄ヲタにとって「ハチロク」と言えば、初代ブルーインパルスのアレでも最速の豆腐屋のアレでもなくコレのこと(^｡^)
　貨物用の9600形とともに大正時代に量産された機関車。
　現在も動態保存されている。
(中)B20 10
　構内入れ替え用の小形機関車。当初は静態保存機だったが、2002年に動態保存状態へ復元された。
(右)C56 160
　車籍を有し本線運転可能な機関車。
　翌日の「SL北びわこ」号としての運転を控え、ヘッドマークの取り付けなどの整備を受けていた。

　
(左)C62 2。
　戦後の旅客用機関車不足を補う為に、貨物用D52のボイラに、旅客用C59の足回りを組み合わせて製造された機関車で。
　なかでも2号機はデフレクタに「つばめ」のエンブレムを取り付けていて人気が高かった。
　本機も動態保存機。
(右)C62とC56。

　C11 64。
　一般公開エリアにいた静態保存機。
　炭水車を持たない小型の機関車で、取り回しが容易な事から大井川鉄道などでは動態保存されている。


　一部の機関車は庫外に引き出されていた。
　
(左)D51 1
　1115両が量産され、愛称の「デゴイチ」は蒸気機関車の代名詞となった機関車。
(右)D51 200
　梅小路に所属するもう一両のD51である200号機は動態保存されている。

　
(左)D51 1とD51 200
　初期型の1号機と量産型の200号機で、煙突の後部ボイラ上部の形状が異なっている。
(右)9633 (9600形)
　大正時代に量産された貨物用機関車。

　
　C62 1
　旧型客車を連結した状態で留置されていた。


　大阪花博で使用した客車を動態保存機にて牽引して構内を往復する「SLスチーム」号。
　この日の「SLスチーム」号はC62 2号機にて運転されていた。ゴールデンウィークの多数のお客を捌く為、休み無しで往復を繰り返していた。
　C61はD51のボイラとC59の足回りを組みあわせて作られた機関車。

…と言う事で、動画ﾄﾞｿﾞｰ



　梅小路にいた蒸気機関車以外の車両。
　
(左)DE10 1118
　入替/小運転用のディーゼル機関車。保存機関車の入替に使われているのかな?
　よく見たら旋回窓が付いているので寒冷地仕様のよう。
(右)DE10 1156
　嵯峨野観光鉄道(トロッコ列車)仕様。

　50系客車。
　雑多な旧型客車にて運行されていた普通客車列車を改善すべく量産された客車なのだが、合理化のため客車列車自体が廃止されていった為(ディーゼルカーや電車で代替)、その活躍の期間は比較的短かった。
　梅小路では休息スペースとして利用されている。

　京都駅へ戻る。
　帰りの新幹線の時間まで少し撮影。
　写真はN700系




　
(左)300系
(右)700系

以上でおしまい(^｡^)