昨日のヴィノクロフ一体なんだったんだ?

・ツールドフランス 第15ステージ
　一昨日の個人イムトライアルは優勝→昨日の第14ステージは「精神的にキツかった」と大きく遅れてしまったヴィノクロフ(アスタナ/カザフスタン)。この日はステージ終盤で独走態勢を築き見事今ツール２勝目を飾った。
　トップとの差は若干縮んだ物の絶望的なことには変わりないが、インタビューでは「まだ表彰台は諦めていない」とのことで、
また彼の熱い走りが見られるかもしれない。

スペイン人が終盤で逆転勝利

・ツールドフランス第14ステージ
　ピレーネーの初日、カテゴリー超級の山が二つ連なる山岳ステージを制したのは、ゴール前でラスムッセンを振り切った、新人賞ジャージを着るコンタドール(ディスカバリーチャナネル/スペイン)
　2位にはマイヨジョーヌを着るラスムッセン(ラボバンク/ノルウェー)がは入り、総合優勝争いで優位に立った。
　前日の個人タイムトライアルは好調だったヴィノクロフ(アスタナ/カザフスタン)に前日の勢いは無くトップとの差は34分と、絶望的なまでに開いてしまう。


・F-1ヨーロッパGP
　ニュルブルクリンクで開催されたヨーロッパGPは、スタート直後に大雨に見舞われクラッシュ続発→セーフティーカー導入→赤旗中断の大混乱に。
　その後天候は回復しレース再開するも、レースはサバイバルレースの様相を呈する。
　サバイバルレースのトドメに、ラスト１０周で再び雨が降り出し、各車タイヤ交換に入る。
　勝利したのは、その際終盤のバトルでマッサ(フェラーリ/イタリア)をオーバーテイクした昨年度(というか２年連続)チャンピョンのアロンソ(マクラーレン/スペイン)。
　チームメイトで現在ポイントリーダーのルイス"スーパールーキー"ハミルトンがノーポイントに終わったので、そのポイント差、僅か「2」にまで一気に肉薄した。

ヴィノクロフの反転攻勢がはじまる?!

・ツールドフランス 第12ステージ
　この日の54kmの個人タイムトライアルを制したのは、これまでの遅れを取り戻すかのように「大爆発」な走りを見せたヴィノクロフ(アスタナ/カザフスタン)。
　ヴィノクロフは、2位に1分14秒差をつけこの日のステージ優勝を飾り。個人総合でも、首位に5分10秒差の9位まで順位を挽回した。(それでも苦しい事に変わりは無いが)
　個人総合トップのマイヨジョーヌはラスムッセン(ラボバンク/デンマーク)がキープ。
　ツールはいよいよピレネーの山岳ステージへと入る。

地中海の海風が波乱を運ぶ

…お、何かそれっぽい見出しだなー。そうでもない??(^｡^)

・ツールドフランス第11ステージ

　アルプスとピレネーの山岳ステージに挟まれた「つなぎ」の平坦ステージなので、逃げ集団と大集団、と言うような形でマッタリと進む
…かと思いきや。コース中盤辺りで、チームのエースであるヴィノクロフが序盤のステージで落車/負傷し、アルプスの山岳ステージで遅れてしまい、個人総合優勝では勝ち目がなくなりつつあるアスタナ勢が集団の先頭に立ち、ガンガンペースアップすると言うヤケクソ捨て身の戦術に出る。
　利害関係の一致するチームも先頭交代に加わって集団のペースが上がり、横風がきつい区間だった為に集団が中切れを起こしてしまう。

このまさかのペースアップの被害者は、

千切れた後続集団に取り残されてしまった個人総合優勝を狙うモロー(AG2R/フランス)やポイント賞を狙うツァベル(ミルラム/ドイツ)。
　結果モローは総合6位から13位。ツァベルはポイント賞2位から3位へ転落してしまう。

　ところが、この中切れ劇で集団の前半分に居た為「勝ち組み」に成る筈だったポイント賞トップのボーネン(クイックステップ/ベルギー)が、ゴール前１キロを切った時点で落車を喫し、まさかのノーポイント。
　結果ゴールスプリントで勝利したのはポイント賞3位だったロバート・ハンター(バルロワールド/南アフリカ)だった。1位2位の選手がノーポイントで、自らは満点という理想的な展開で、ポイント賞の順位を2位に上げた。

むしろクレーデンの方が調子良さげ?

・ツール･ド･フランス 第8ステージ
　アルプスでの山岳ステージ2日目を制したのは、登りで圧倒的な強さを見せぶっちぎりゴールまで逃げ切った
ラスムッセン(ラボバンク・ノルウェー)。
　ラスムッセンは目標としていた山岳賞の他、総合トップのマイヨジョーヌまで獲得。

　Tモバイルのエースで、この日の途中の時点で計算上は総合首位に立っていたロジャース(オーストラリア)が落車→リタイアしたことと、ゴール目前でヴィノクロフ(アスタナ・カザフスタン)がやや遅れたことなどにより、総合優勝争いは益々混沌としてきたように思えた。


●イベント情報
・7/27 鳥羽みなとまつり
18:00～ 海上保安庁航空機による海難救助訓練
18:20～ 明野航空学校祝賀飛行
…がそれぞれ予定されているそう。

※情報提供:Bさん。有り難うございました。

バスチーユデイなのに勝ったのはドイツ人(^｡^;)

・ツール･ド･フランス 第7ステージ
　今ツール初の本格的山岳ステージだった第7ステージを制したのは、最後の登りで逃げ集団から飛び出した、プロ3年目(24才)でツール初参加のゲルデマン(ドイツ・Tモバイル)。
　ゲルデマンは総合トップにも立ちマイユ・ジョーヌも獲得した。(ついでに新人賞と敢闘賞も獲得)


オマケのインフォメーション
・「ヱヴァンゲリヲン・序」の予告編が公開されていました

・海王丸名古屋入港について
台風の影響により以下に変更
入港　7/16 10:00
一般公開　7/16 13:00～15:30
出港　7/18 14:00 (当初の予定どうり)

再変更の可能性もあるかもしれないので、見学予定の方はお出掛け前にもう一度ご確認を。

ヴィノクロフ、ピ～～ンチ!!

・ツール･ド･フランス 第５ステージ
　ツール総合優勝を狙うヴィノクロフ(アスタナ・カザフスタン)が、ゴール前25kmの時点で落車。
　丁度ゴールを前にして大集団がペースを上げるタイミングだった為(※1)、チームは6名ものアシストを投入し、まるでチームTTのような状態で必死にエースであるヴィノクロフを集団に戻そうとするが果たせず。結果ヴィノクロフはトップより1分20秒遅れでゴール。まだ山岳ステージが残っているとは言え、バイクパンツが破れるほど激しかった落車によるケガと共に少々心配な状況。

　ゴールスプリントを制しステージ優勝したのはポッツァート(リクイガス・イタリア)。
　この日5位に入った37才のベテランスプリンター、ツァベル(ミルラム・ドイツ)が。今年はステージ優勝は無いもののスプリントポイントでトップに立ち、久しぶりに表彰台に立ちマイヨベール(※2)を着た。



※1 それを口実に、優勝候補の１人であるヴィノクロフを振るい落とそう…と言う意志も働いたと思う、つか多分そう。
※2 フランス語で「緑のジャージ」の意。総合トップとは別に、コース中に設けられたスプリントポイントやゴールの上位通過順に与えられるポイントを一番多く獲得した選手が着られる。
　総合首位…即ち一番短いタイムで走った選手が着るジャージは「黄色いジャージ」と言う意味のマイヨ･ジョーヌと呼ばれる。