或る日の各務ヶ原 その2 (2/21撮影)

　前回に引き続き空自岐阜基地の撮影レポートです。




　岐阜基地へ展開するに当たり、「撮れたらいいな～」と思う機体の中に、川重にてライセンス生産されている海自のMCH(掃海形)/CH(南極観測支援用の輸送形)101があったのだが、結果としてその民間型である警視庁のEH-101「おおぞら」が撮影できた。
　当機は川重にて定期検査中だった模様。
　ところで、基本的には同じ機体なのに「MCH」だの「CH」だの「EH」だのややこしいので、これからは勝手に「101系」と呼ぼうかと思って居る今日この頃です｡(^｡^)

　着陸する飛実団のF-15Jイーグル…と、危うく一言で片付けてしまう所でしたが、当日同行させていただいたはるなさんより、後日この機体は今の所この1機しか居ないF-15Jの近代化改修機(通称F-15J改)形態二型であったとご教示いただきました。

　
(左)詳しい事は北大路機関さんの当該記事を御覧頂くとして(ｫｨｫｨ!)。最もわかりやすい外観上の識別点は、エアインテイク直後に設置された涙滴状のフェアリングかな?(中味はECMアンテナだそう)
(右)垂直尾翼上部にもアンテナが追加されている。(黒い部分)

　
(左)飛実団のT-4練習機
(右)セントラルヘリコプターサービスのBK-117。こちらも川重にて整備中の機体かな?

　
　飛実団のF-4EJファントムII。何度かタッチアンドゴーを実施した後着陸した。
　主翼及び垂直尾翼先端付近にアンテナの増設が見られない等の特徴から、近代化改修された所謂「F-4EJ改」ではなく、ノーマル(原型)のままの機体だとわかる。

　
　着陸する飛実団のF-2B(複座型)初号機。
　いかにもプロトタイプ機らしい塗装の機体が見られるのも岐阜の特徴。
(右)前日のKC-767岐阜到着の報道の余波なのか、この日の岐阜基地エンド付近のギャラリーの数は何時もより多目だったようで、着陸直前のパイロットも思わず目を見張る??

　着陸する陸自のCH-47JA。
　川重にて整備中の機体だったと思われる。
　当日はこのほかにも数機のCH-47JAが撮影できたが、この辺りでは通常は余り見られないと思われる所属表記が西部方面ヘリ隊を示す「WH」だったのでこの機体の写真を採用。(^｡^)

　試験飛行から戻ってきたXP-1。
　離陸から約4時間(14:00過ぎ)後と、比較的長時間の飛行は、試験プログラムが順調に進んでいる証拠?
　そんなXP-1と違い、コスト削減の為部品の一部をXP-1と共通化し、同時にロールアウトしたものの、未だ初飛行すら実施されていないC-X(XC-2)の方は気がかり。

　
(左)一回目の進入では着陸せず滑走路上をローバスしていった。
(右)下面の様子が良くわかるかな?

　2回目の進入で着陸した。
　派手な塗装/コクピット前に取り付けられた計測用ブーム/TRDIの表記…如何にもプロトタイプ機然な感じが岐阜ならでは。



　本機はエンジンを含めて純国産の機体。そのせいかどうか、機首のラインは国産旅客機YS-11と似ているような気もするが、どないなもんでしょう?(^｡^;)
　長時間の哨戒任務に際して航続距離を伸ばす為半数のエンジンを止める必要が有り、比較的小さい機体に4発のエンジンを搭載している理由だそう。
　ただし、そのエンジン音は事のほか静か。

　試験プログラムが終了し晴れて制式採用の暁には、試験機を示す「X」の文字が取られ「P-1」と呼ばれる。
　現用のP-3C哨戒機は八戸・下総・厚木・岩国・鹿屋・那覇の各基地に約80機が配備され、今も緊張高まる日本周辺海域にて哨戒任務についている。
　米海軍ではP-3Cの後継機として、ボーイング737旅客機をベースとしたP-8を開発中だそう。

　
　最後になりましたが、当日現地にてお世話になった皆様、大変有り難うございました。



・オマケ
　昨日は、寒風吹き付けるセントレアへ行って来ました。

B-747LCF
撮ったど～!


　その前に、例のアレもまた撮って来ました。




…詳しくはまたそのうち(^｡^)


・KC-767J初号機 本日小牧へ到着
　…したらしいです。



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