富士学校･富士駐屯地開設56周年記念行事 その3 (7/11撮影)

　今回は戦車の観閲行進及び例のアレです(^｡^;)

　写真は戦車教導隊の隊列の先頭を行く3両の90式戦車。




　
(左)先頭を行く90式戦車の砲塔には戦車教導隊マークが描かれていた。
(右)それに従う2両の90式戦車には、第2中隊の流星マーク(のロービジ版)が描かれていた。

　
(左)続いて74式戦車の隊列
(右)第1中隊はイーグルヘッドのマーク
　この車両は5両のみの改修に終った74式戦車改の一両で、駆動輪に履帯脱落防止装置が付いている。

　
(左)第3中隊は騎士のマーク
　この車両は赤外線サーチライトを搭載している。
(右)第4中隊はペガサスのマーク
　この車両も74式改。74式改は赤外線サーチライトの替わりにパッシブ式の暗視装置を搭載している。

　
(左)続いて90式戦車の隊列。第2中隊は流星のマーク。
　この車両は、地雷原処理ローラー取り付け用の基部が見られる。
(右)第5中隊は数字の「5」を模したマーク。
　この車両はドーザーを装備


　音楽隊の皆さんの演奏に続き実施されたのは、10式戦車(試作車)の走行展示。
　ドーザー有り/無しの各1両が登場した。
　ちなみに、「じゅっ式」ではなく「ひとまる式」と発音するそう。


　
　全長:9.42m 全幅:3.24m 全高:2.30m 戦闘重量:44t
　主砲は国産の120mm滑腔砲で、自動装填装置付きのため装填手は居らず乗員は3名。
　
　ドリフトしそうな勢いでグリグリ走り回る。
　エンジンは水冷4サイクルのディーゼルエンジンで最高速度は70km/h程。
　油圧独立懸架のサスペンションはセミアクティブサスペンションだそう。勿論お約束の姿勢制御も可能。


(左)急停車!
　砲塔のモジュール式装甲のうち、側面最前部のものの上面には、スモークディスチャージャーの発射口が開いているのがわかる。
(中)後進しながら旋回
(右)隊列を組んで会場を数週した

　砲塔の四隅にはレーザー探知装置を装備。
　10式戦車の開発目的の一つに「ゲリラ・コマンドウ攻撃対処」があるが、12.7mm重機関銃の銃架がこれまでの砲塔に固定から、車長ハッチの周囲に設置されたレールに取り付けられて旋回可能になっているのも、その現れ…カナ?
　砲塔のマークは見慣れないものだった。車体の所属表記は「富校-機」。


(左)後ろ姿は90式と似た印象。
　車体後部上方の中央付近に後方監視用のカメラが付いている。
(中)ほほ正面から。
　車長ハッチ後方の車長用大型潜望鏡が目を引く。
　操縦手ハッチ横や主砲防楯上面にもカメラがあるよう。
(右)側面から。
　サイドスカートの下部にはゴム製のスカートを装着

　ハイ、おしま～い!
…と言う訳で、入ってきたのと同様会場奥の通路から撤収。
　今回10式戦車の出番はココのみで、観閲行進/模擬戦/装備品展示には登場しませんでした。

　つづく。