観艦式ウィークの横須賀 その6 (10/24撮影)

時に西暦2009年10月24日
軍ヲタの塩分の補完
すなわち、観艦式ウィークは続いていた
だが、当日の公開艦艇全てを回るにはあまりにも時間が足りない
よって今回は、ゆうばり型と呼ばれる護衛艦
彼女達のみを見学することにした

…と言う訳で、この日は土曜日と言う事で、横須賀/横浜/木更津の各寄港地にて多数の艦艇が一般公開されていたが、ワタシは諸般の事情にてお昼までに現地を撤収しなければならなかったため、横須賀基地船越地区で実施されていた「ゆうばり」型護衛艦のみを見学してきました。
　「ゆうばり」型護衛艦は、1隻のみ建造された「いしかり」型(既に退役)の船体を約6m延長した沿岸警備用の小形護衛艦(DE)で、昭和58年と59年に各1隻が就役したが、小形に過ぎるため以降DEの建造は「あぶくま」型へと移行した。
　就役以来26年が経過している為、退役の日も近いと思われる。
　写真では左がDE228「ゆうべつ」、右がDE227「ゆうばり」。
　尚、艦内は撮影禁止だった為、「外」の写真のみです。

・ゆうばり型護衛艦
規準排水量:1,470t
全長×幅×深さ:91.0×10.8×6.2m
喫水:3.6m
速力:25kt
軸出力:22,500hp (ガスタービン/ディーゼル各1基　2軸)
乗員:95名
主な兵装:76mm速射砲×1/SSM4連装発射管×2/ボフォースロケットランチャー×1/3連装短魚雷発射管×2



(左)「ゆうばり」型の萌えポイントはボフォース対潜ロケットランチャー…って、整備の為か2つとも横向いてるな～
(中)先ずは「ゆうばり」より見学。
　「ゆうばり」型の艦尾にはハープーン対艦ミサイル発射管が装備されている。(最大各4発搭載可能)
(右)上甲板に装備された短魚雷発射管。


(左)チャフロケット発射機
(中)「ゆうばり」のボフォース対潜ロケット発射機。
　スウェーデン製の装備でかつては多くの護衛艦に装備されていたが、今では「ゆうばり」型2隻に装備されているものを残すのみ。
(右)「ゆうべつ」の76mm速射砲


(左・中)「ゆうべつ」の後甲板
　「ゆうばり」型後部の一段高い場所には「将来装備」とされている20mmCIWS用のスペースが確保されているが(「いしかり」型よりの改良点の一つ)、実装されること無く引退することになりそう。
(右)「ゆうべつ」の前甲板


(左)整備中だった「ゆうばり」のボフォースが真上を向いていた
(中)真横を向いていた「ゆうべつ」のボフォースを後から。
　発射管内側後端にはグリスのようなものが塗られている。
(右)ボーフォース搭載艦があと2隻ということは、コレが有るのもあと2隻ということね。


(左)「ゆうべつ」の時鐘
　永年使い込まれ磨かれて来たので、文字が消えかかっている。
(右)艦橋ウイング部分の双眼鏡

　「ゆうべつ」は艦橋トップまで上がる事が出来た。

(左)射撃指揮装置
(右)FLIR(赤外線暗視装置)


(左)「ゆうばり」のボフォースを上から
(右)「ゆうべつ」の前甲板上にはロープにて錨が描かれていた。　

　見学を終えて陸へと戻る。

(左)今度は「ゆうべつ」のボフォースを整備中。
(右)「ゆうばり」に小船を横付けしてゴミを回収中。
　色んな人の尽力が有って観艦式が成り立っていることを改めて実感。


…と言う事で、これにて横須賀より撤収しました。
　遠征中お世話になった皆様大変有難う御座いました。