または私は如何にして心配するのを止めて兵器を愛するようになったか
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岩国レポート第2回は米軍の地上展示機編です。
地元の海兵隊機を始め、陸海空軍の各種機体が展示されていました。 VMFA(AW)-224「ベンガルズ」のF/A-18Dホーネット。 部隊名に「(AW)」すなわち「全天候」を冠している飛行隊は複座タイプのホーネットであるD型を装備している。(と言うか今回単座タイプであるC型は見かけなかった) (左)#00はロービジ塗装ながら機体全体にトラ縞を配した派手な塗装。 この機体は機首にATARS(新型戦術機上偵察システム)を搭載している。(他にも搭載している機体が幾つか見られた) (中)わざわざエアブレーキを立てていたので、何かあるなー、と良く見てみたらこんな絵が描かれてました(^。^;) (右)ベンガルズの#01はフルカラーの塗装を施していた。 (左)VMFA(AW)-242「バッツ」の#01。 尾翼に大描されたコウモリのマークの他、各種レタリングのフォントも独特のものだった。 (中)VMFA(AW)-225「バイキングス」の#07。 ノーマルなロービジ塗装を施した機体。 (右)左翼端には新型のサイドワインダー(赤外線誘導の空対空ミサイル)、AIM-9X(の模擬弾)と思われるものを装備していた。 (左)地上展示機エリアから少しはなれた場所では、人海に埋もれるように2機の「バッツ」所属機が展示されていた。 (中)当該機体には各種弾薬が吊るされていた。 写真は高抵抗爆弾(の模擬弾)。 投下後に尾部が傘状に開き大きな空気抵抗を受け急減速しつつ落下する事で、低空攻撃に於ける爆弾炸裂時に自機へ被害が及ぶのを防ぐ爆弾。 (右)JSOW(シェイソウ)。 GPS誘導のクラスター爆弾で、投下後に翼を展開し滑空する。 VMFA(AW)-225「バイキングス」の#01。 この機体は黒を基調としたフルカラー塗装を施されていて飛行展示にも参加しており、他の飛行展示参加機同じく、エプロン地区の滑走路よりに駐機されていた。 VMA-211「Wake Island Avengers」のAV-8BハリアーII 「ウェーク アイランド アヴェンジャーズ」は、強襲揚陸艦「エセックス」に搭載されているハリアー飛行隊。部隊名は「ウェーク島の復讐者」の意。 (左)地上展示機エリアに居た#03はコクピットの公開をしていたので、「形式写真」的な写真を撮るのは困難だった。 (中)エプロン地区の滑走路よりに、ブルーインパルスを背景に駐機していた#04。この機体は「レベルIIIデモ」の予備機だった模様。 先の#03とこの#04は機首にAPG-65レーダーを取り付けた改良型で、「B+」と呼ばれる。 (右)こちらはレーダーを搭載していない原型のB型。 B+型と比べ機首が短いのがわかる。 午前中の空中給油デモなどに参加した機体のようで、エプロン地区の滑走路よりに居た。 海兵隊のKC-130J空中給油機 (左)C-130Jはエンジンの換装や6翅プロペラの装備などが行われたC-130の改良型で、KC-130Jはその空中給油機タイプ。 (右)主翼下に装備された給油ポッドと、そこから伸びる先端に漏斗状の給油口のついたホース(ドローグ)。 プローブアンドドローグ方式は構造が簡易なため海軍機に多く見られる給油方式で、ドローグに給油を受ける側の機体に装備されたパイプ(プロープ)を差し込んで給油を行う。 米海軍からの参加機。 (左)VFA-27「ロイヤルメイス」のF/A-18Eスーパーホーネット。 (右)HSL-51ウォーローズのSH-60Bシーホーク…かな? 一般公開エリアから少し離れた所に居た。機首にはFLIRを装備しているよう。 米空軍のF-16Cファイティングファルコン (左)地上展示機エリアには、在韓米軍群山基地より飛来の機体が展示されていた。 テイルレターの「WP」及び狼のイラストは、部隊の愛称「ウルフパック(狼の群れ)」に因んでいる。 (中)そのうち1機にはスナイパーポッド(?)が搭載されていた。 (右)エプロン地区の滑走路よりには、三沢基地のF-16Cが駐機していた。 太平洋空軍のデモ機とその予備機だったよう。 (左)米空軍嘉手納基地より飛来のKC-135空中給油機。 (中)米空軍横田基地より飛来のC-130H輸送機。 主翼の陰には日差しを避けるために観客が密集している。 (右)米空軍横田基地のUH-1N。 米陸軍のC-12J。 つづく。 PR
この日は山口県に所在する米海兵隊岩国基地のフレンドシップデーに行って来ました。
レポート第一回目は飛行展示編です。 (左)先ず最初に、6名の海兵隊員によるパラシュート降下が披露された。 (中)うち2名は日米の国旗を吊り下げて降下。 (右)パラシューターのプラットフォーム役を務めていたのは、米空軍の特殊作戦機MC-130Hコンバットタロンだった。 (左)つづいて海兵隊機による飛行展示、KC-130Jによる短距離離陸。 J型は6枚プロペラを装備するなどしたC-130の改良型。 (中・右)ハイスピードローパスを実施するVMFA(AW)-225のF/A-18Dホーネット。 主翼の後方にショックコーン(とは違うらしいけど)が出来かかっている(というか消えかかっている)。 (左)各機による空中給油デモ。(実際には接続していないよう) (右)燃料をダンプしつつ旋回するAV-8Bハリアー (左)着陸したVMFA(AW)-225「バイキングス」のF/A-18Dホーネット。 黒を基調としたフルカラー塗装の機体が飛行していた。 (右)着陸の為編隊を解くVMFA(AW)-242「バッツ」のF/A-18Dホーネット。 (左)新田原基地より飛来し、フライバイを実施した空自のF-4EJ改ファントムII。 (右)岩国より離陸しフライバイを実施した海自のUS-2参号機。 量産型初号機でもある同機は、ダークブルーと白の洋上迷彩を纏っている。 AV-8Bハリアーによる、垂直離着陸やホバリングを主体とした「レベルIIIデモ」が実施された。 築城基地より飛来した空自F-15Jイーグルによるフライバイ。 展示飛行のラストは各デモチームによる曲技飛行。 (左)太平洋空軍デモチームによる展示飛行。 使用機材は三沢基地のF-16C。 (中)エアロックの展示飛行。使用機材はピッツS2。 (右)お馴染ブルーインパルスも登場。 一連の飛行展示終了後に離陸していった海兵隊のUC-12F。 それまでは青空が広がっていた岩国基地上空ですが、飛行展時終了直後から雲行きが怪しくなり、程なく雷雨に見舞われ最後まで残っていた観客は大粒の雨の中の撤退を強いられました。(勿論ワタシも(^。^;)) つづく。
この日は、名古屋港で実施されていた海自掃海艇の一般公開へ行って来ました。
公開されていたのはNSC682「のとじま」とMSC683「つのしま」でした。 まずは「のとじま」より見学開始。 (左)前甲板に装備されている人力操作式の20mmバルカン砲。 水面に浮遊している、若しくは係維ワイヤーを切断し浮上させた機雷を射撃して処分するのに用いる。 (中)弾薬箱と給弾ベルト。模擬弾が装着されていた。 (右)20mm機関砲弾の模擬弾。自衛隊では劣化ウラン弾ではなくタングステン弾を使用している。 (左)「のとじま」のブリッジ (右)舵輪など (左)「のとじま」の食堂。 後方ビデオが流れるTVの横には神棚がある。 (右)暗い上に逆光で判り難いけど、後部甲板への通路の途中には、消火作業用の酸素マスクかけてあった。 (左)「のとじま」の機雷処分具PAP104航走体。 機雷処分に使用するおフランス製の水中ロボットで、「すがしま」型掃海艇はこれを2基ずつ搭載しており、公開されていた両艇では1基ずつPAP104が展示されていた。 (中)操作は後部から延びている光ファイバーゲーブルを介して行う。万が一ケーブルが切れた場合は自動的に浮上してくるようになっており、その際は無線操縦等によって回収する。 (右)「のとじま」後部より「つのしま」を撮影。 (左・中)フロッグマン(ダイバー)が使用する各種装備が展示されていた。 場合によっては人が潜って機雷処分の作業をすることが有るそう。 (右)潜水症の治療に用いる減圧タンク。…なんともタフな職場だと思う。 つづいて「つのしま」を見学。 (左)船首近くまで立ち入れたので、こんな写真がとれた。 (右)「すがしま」と「のとじま」。 「すがしま」の方は公開されていなかった。 後部甲板にはPAP104以外に各種掃海具が装備されているのがわかる。 (左)「つのしま」の20mmバルカン砲。 最大でここまで上を向く。 (中)弾薬箱のレタリング (左)艦橋前部より、「つのしま」前甲板ごしに「すがしま」と「のとじま」を望む。 (右)艦橋ウイング部分のコンパスや双眼鏡等。 対岸の埠頭の輸出されると思われる中古鉄道車両。 以前から居たレールバスに加え、元JRのものと思われる保線車両(マルタイ?)が増えていた。 最後に埠頭から「つのしま」を撮影。 「すがしま」型掃海艇は、湾岸戦争後の掃海作業の教訓を踏まえ、装備の近代化等によって機雷掃討能力の向上を目指し建造された。 戦後60年を経た今日でも年関数件の機雷処分作業が有ると言い、貿易立国である日本の根幹をなす水上輸送路の安全確保のため掃海部隊の重要度は高い。
軍港めぐりの遊覧船は、船越地区沖へとやってきました。
(左)先ず最初に見えてきたのが、MST463掃海母艦「うらが」。 (右)艦尾には掃海ヘリが使用する掃海具を収納するウェルドックの扉がある。 MH-53E掃海ヘリに対応した広い飛行甲板を有している。 (左)護衛艦隊司令部前の埠頭には、DD123護衛艦「しらゆき」とDDG170ミサイル護衛艦「さわかぜ」がメザシで接岸していた。 「しらゆき」は海保観閲式に海自代表として参加予定だった艦。「さわかぜ」は現在の護衛艦隊の旗艦。 (右)「しらゆき」の向こうに、除籍されて現在は標的艦とされている先代の護衛艦隊旗艦「たちかぜ」が見えた。 (左)海保の船溜まり。 画面右奥には原子力船寄港時の放射能測定に使用される、放射調査艇MS01「きぬがさ」らしき船も見える。 (右)海自の試験艦ASE6101「くりはま」。 (左)遊覧船は、除籍されたミサイル護衛艦「たちかぜ」の側へ…。 艦尾のMk.13ランチャーや艦首のアスロックランチャーはそのまま残っているようだが、5インチ砲の砲身や20mmCIWS等と一部装備は取り外されているよう。 (右)標的艦とされているため、船体には測定用のタテジマが1m間隔で入れられており、所々に目盛りのような書き込みも見られる。 更によく見ると艦番号「168」を消した跡も見られる。 除籍後この姿なって既に2年が経過しているが、遊覧船のガイドさんのお話によると5月(つまり今月)に、遂にと言うかとうとうと言うか、標的艦としての「その時」が来るそうです。 (左)LCU2002輸送艇2号 離島や沿岸への輸送を目的とした船。船首にランプドアを装備。 (中)AS405潜水艦救難母艦「ちよだ」。 (右)船体中央部に置かれているPTC(水中エレベーター)。DSRV(深海救難艇)は艦内の格納庫に収まっているようだった。 (左)「さわかぜ」と「しらゆき」を前方から…というか、遠慮気味に遠巻きにしていた米軍の艦の時とは違い、自衛隊の艦にはガンガン接近してゆきます(^。^;) (右)帝国海軍が掘削した新井掘割を抜けて吉倉地区へ戻る。その先には先代の「しらせ」が… (左)ASY91特務艇「はしだて」とYDT03水中処分母船3号。 「はしだて」は迎賓艇としての機能の他災害派遣にも対応できる。 水中処分母船はその名のとうり水中処分隊の母船として使用される船。 (右)AGS5103海洋観測艦「すま」。 (左)除籍された先代の砕氷艦「しらせ」。 艦名は艦番号は消されずにそのまま残っていた。 (中)除籍された艦の常で喫水が上がっているため、幾多の氷との闘いを経てきた艦首付近を見ることが出来た。 (右)手前から、DD101護衛艦「むらさめ」、DD111護衛艦「おおなみ」。 (左)左から、DD110護衛艦「たかなみ」、DDG171ミサイル護衛艦「はたかぜ」、DD107護衛艦「いかづち」。 (右)最後にAOE425補給艦「ましゅう」。 …と言う事で、見ることのできる艦艇の頭数で割ると恐らく日本一コストパフォーマンスに優れた(トン数で割るともっと大変なことに)遊覧船の航海はこれにて終了。 惜しむらくは、DD102「はるさめ」が居なかったので、春雨に煙る「はるさめ」と言う写真が撮れなかった事?!(^。^;)(春雨と言うには些か強い降りでしたけどね)。 この後は一旦東京まで戻り、微妙に残っていた帰りの新幹線までの時間を潰した後帰還しました。 最後になりましたが、当日お世話に成った皆様ありがとう御座いました。 |
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