舞鶴へ行ってきた その2 (12/31撮影)

　舞鶴撮影レポート第2回は、艦艇撮影前編です。



・舞鶴市役所の駐車場より
　舞鶴市役所付近にて中舞鶴線の廃線跡を離れ、市役所裏手の駐車場より停泊している掃海艇を撮影。
　写っているのはMSC670「あわしま」(「はつしま」型)・MSC680「ながしま」・MSC678「とびしま」(「うわじま」型)
　「はつしま」型の方が一つ前の生産型で、「はつしま」型と「うわじま」型との相違点は、馬力アップ(1400ps→1800ps)や新型掃海具の搭載など。
　機雷の中には磁気に反応する物もあるので、その船体は木製。


・前島埠頭付近より
　さらに歩みを進めて、前島埠頭付近より舞鶴基地北吸桟橋の全景を撮影。
　前回及び一枚前の掃海艇などの写真でもお気づきのとうり、「日本海側は大荒れ」と言う天気予報に反して当日の舞鶴は快晴。(但し冷たい風が吹きつけていた)
　「雪と護衛艦」と言う写真を期待しつつ、電車がダイヤどうり動きちゃんと行って帰ってこれるのか?との不安を抱きつつ出撃した身としては少々肩透かし…。まぁお天気がよいに越した事は無いですけどね
(^｡^)。

　補給艦AOE425「ましゅう」。全長221m、規準排水量13,500tは海自最大の艦艇である。
　「ましゅう」型補給艦はワタシが撮影していなかった海自主要艦艇の一つで、これにて大きな「穴」が埋まって、これだけでも舞鶴に来たかいがあったというもの。
　もう一つの「大穴」はミサイル艇1号型だったりするわけですが…余市かぁ…(^｡^;)

　舞鶴湾内に停泊していた、新日本海フェリーの「あかしあ」。
　新日本海フェリーは舞鶴・敦賀・新潟より小樽・苫小牧への航路を運行しており、この「あかしあ」は舞鶴・敦賀～小樽間の航路にて使用されているそう。


・文庫山学園前より
　赤レンガ倉庫そばの丘の頂きに立つ老人福祉施設、文庫山学園前の道路より基地の一部を俯瞰にて撮影できる。
　写真は護衛艦(イージス艦)DDG175「ちょうかい」。
　余談だが、護衛艦「しらね」の火災事故を受け海自各艦艇では改めて火災訓練を実施しているとのことで、この場所にて撮影している時にもどの艦艇からはわからなかった物の火災訓練を実施していると思われる艦内放送が聞こえていた。

　
(左)北吸桟橋のタグボート群と対岸の補給艦「ましゅう」
(右)「ましゅう」をアップで…

　北吸桟橋対岸のドックにて建造中の砕氷艦(新)「しらせ」と思われる船体。　
　南極観測の支援をその任務としている歴代の海自砕氷艦は、文部科学省の予算にて建造されているのだが。今回はその予算取得が遅れたため運用に一年のブランクが生じてしまう他、その規模も当初の計画より縮小されてしまい、現行の「しらせ」とほぼ同サイズのものが出来上がるそう。


・北吸桟橋
　いよいよ舞鶴基地北吸桟橋へ入る。
　見学に際しては入り口の受付にて代表者の住所氏名電話番号を記する。その際ちらりと見た名簿には、我々よりも遠隔地よりの訪問者も見受けられた。
　桟橋に停泊中の各艦艇の外観の他、当直艦が公開されていればその上甲板も見学できる。
　年末年始の連日の公開だからか、はたまた天気予報が悪すぎたからか、われわれの他の…と言うか我々を含めても見学者は10名そこそこ、と言った感じで、マッタリと見学できた。

　北吸桟橋東側の、やや回り込んだ位置にタグボートが停泊していた。





　

　ほぼ東西に伸びている北吸桟橋の先頭(いちばん東)には、「こんごう」型護衛艦DDG175「ちょうかい」が停泊していた。
　同艦は映画「某国のイージス」に出演している。


　その後には「あさぎり」型護衛艦DD154「あまぎり」と「たかなみ」型護衛艦DD114「すずなみ」という、新旧の汎用護衛艦が並んでいた。
　「すずなみ」は「たかなみ」型の最新…と言うか最終艦で平成18年2月18日に竣工している
　こうして並んでいるのを見ると、結構サイズ違いますね。

　
(左)さらにその後方には、舞鶴のヌシとも言える「はるな」型護衛艦DDH141「はるな」が居た。
　昭和48年2月22日に竣工している「はるな」は今年春に引退の予定だが、CIC等の機器は火災事故を起こした「しらね」の復旧用に移植されることも検討中だとか…。
(右)各護衛艦のタラップには門松が飾られてあった。

　
(左)格納庫横の救命ボートなどをゲージツっぽく…(^｡^;)
(右)「はるな」を後方より。
　「はるな」型及びその発展型の「しらね」型護衛艦は、ヘリ3機搭載の為の広い飛行甲板をもつ。

　DD124「みねゆき」とDD126「はまゆき」の2隻の「はつゆき」型護衛艦に挟まれて、「あぶくま」型護衛艦DE229「あぶくま」も居た。
　この日の当直(公開)艦は「みねゆき」だった。
(見学の写真は次回)


　
(左)北吸桟橋の一番西側には、PG824「はやぶさ」及びPG825「わかたか」の2隻の「はやぶさ」型ミサイル艇が居た。
(右)いわば「不審船キラー」でもあるミサイル艇は3基のウォータージェット推進により44ノットの高速を発揮できる。
　船体上に斜めに立てかけられた筒は、ミサイル艇がミサイル艇たる所以である艦対艦ミサイルの発射筒。
　そのほか76mm速射砲が本級の主な兵装。


…つづく。



　今回ご紹介の基地外よりの各撮影地は、同行させていただいた北大路機関のはるなさんより、現地にて直々に御教示いただきました。はるなさん、その節は大変有難うございました。
　どの撮影地も立ち入り禁止ではない物の、本来艦艇撮影用に開放されている場所でもないので、後から来る同好の士のために、そして自らが再訪した時のためにも各々節度ある行動を心がけましょう。(勿論私も、です)

　

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